Arikaina 2025/7 奈良県が新しいクマ管理計画
紀伊半島で増加?奈良県が新しいクマ管理計画 和歌山県でも検討中

 昨年から急増している、県内のクマ目撃情報。同じ紀伊半島の奈良県では推定されるクマの生息数が増えているとして、集落などでは殺処分も可能とする新たな管理計画案を作成。7月いっぱいまで、県民からパブリックコメントを募集しています。和歌山県でも、新しいクマを管理していく計画を検討しているとのことです。

 奈良県が作成したのは「奈良県ツキノワグマ保護管理計画(第6次計画)(案)」。この中では'23年〜'24年の調査で、紀伊半島におけるツキノワグマの推定生息数は平均値467頭となっています。環境省の「特定鳥獣保護・管理計画作成のためのガイドライン(クマ類編)」によると、成獣個体数が400頭〜800頭になると個体数水準が引き上げられるとのことで、奈良県の新しい計画では、対象となる地域を「森林ゾーン」「集落周辺ゾーン」「集落ゾーン」にゾーニングしており、「集落ゾーン」では、原則殺処分、場合によって学習放獣としています。

 和歌山県の自然環境課によると、現在、県内でも新たなクマの管理計画を検討しているとのこと。新しい案ができた場合には、奈良県と同様にパブリックコメントも行う予定だとしています。

有田川町・旧清水町内にある「クマ出没注意」の看板

奈良・和歌山とも、昨年度は目撃情報が急増

 和歌山県のホームページによると、県内ではおととしの'23年度はクマの目撃情報は48件でしたが、昨年度('24年度)は180件と急増。奈良県でも同様に昨年度に目撃情報が急増しており、同県の鳥獣対策係によると個体数の増加に加え、「住民のクマへの意識が高まっていることも原因では」と話しています。同係ではパブリックコメントの募集修了後、10月ごろには新しい計画を施行したいと話しています。

参考=奈良県公式ホームページ「奈良県ツキノワグマ保護管理計画(第6次計画)(案)等に係るパブリックコメントの実施について」(https://www.pref.nara.jp/item/324011.htm#itemid324011)/環境省「特定鳥獣保護管理計画作成のためのガイドライン(クマ類編)(https://www.env.go.jp/nature/choju/plan/plan3-2c/)/和歌山県「ツキノワグマ」(https://www.pref.wakayama.lg.jp/prefg/032600/yasei/kuma.html)


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