Arikaina 2025/7 有田の新ごみ処理施設で問題続出[3]
今のとこ壊れたらどうなんの?

湯浅が離脱、文書改ざんで警察沙汰 有田の新ごみ処理施設で問題続出[3]


市長「立地として手をあげていただいた」
住民「何も知らされてない」

 玉木市長はその後、ごみ処理場の建設予定地である須谷地区について、'18年に「立地宣言」を地区からいただいたとし、「信頼できる須谷地区の自治会のみなさんから、その当時、住民投票していただいた中で、決定したということをお聞きして、(中略)須谷地区のみなさんには立地として手をあげていただいたことに、心から感謝を申し上げたいと思います」などと述べました。

 ところがこれに対し、会場からは「ちょっと待って」と声が上がりました。ここで市側は「終了時間も近付いて…」と声をかけましたが、参加者は再度「ちょっと待って」と声を上げ、意見を述べました。「信頼できる自治会って、(中略)われわれ住民はなんも知らされてない。(中略)全部住民に黙ったまま」

 この参加者によると'18年の「立地宣言」以前に、'10年に覚え書きがあるとのこと。それなのに'18年に決めたと言うことに対し、住民は不信感を持っていると述べています。

市「自治会の選挙で65%の人が賛成している」
住民「ストレートに賛否を問うようなものでなかった」

 有田市など行政側では、今年1月〜2月にかけて有田市・有田川町・湯浅町で、ごみ処理場についての説明会を実施。説明会で寄せられた質問・意見とそれに対する回答が、各市町のホームページで公開されています。

 それによると「地元は了承していますか」という質問に対して、行政側は「地元自治会が承認選挙を実施したところ、65%の賛成と聞いています。残りの35%については、反対か不安に感じている等が考えられます」と回答しています。

 また「地元の選挙で4割の反対があったのに進めていいのですか」という質問もありましたが、行政側は「65%の賛成者がいることから、(中略)引き続き進めていくことを確認しています」と回答しています。 しかし7月1日の報告会後、本紙が参加者にその「自治会の選挙」について聞いてみたところ、「ストレートに賛否を問うようなものではなかった」「自治会の意向に賛成かどうかを問うような内容だった」といった声が聞かれました。後日本紙で行政側に確認したところ、行政側で住民投票を行う予定は、今のところ無いとのことです。

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