「全責任は尾花市長に」自殺した和歌山市職員の遺族が市を提訴[1]和歌山市役所の不正を公益通報し、その後、'20年に28歳で自殺した市職員の岩橋良浩(よしひろ)さん。6月12日、岩橋さんの遺族は損害賠償を求めて市を提訴しました。岩橋さんに続いて、海南市在住の元職員も和歌山市の不正を公益通報しています。良浩さんの母親の啓子さんは、「この民事(裁判)を勝ち取ることが、これからの若者の勇気になると思います」と話しています。
補助金のために申請書をねつ造、子どもの数を水増し…
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| 6月12日、提訴のために和歌山地方裁判所へ入る遺族と支援者 |
良浩さんの遺族の支援者でつくる「公務災害認定を支援する会(以下支援する会)」や市の資料によると、良浩さんは'18年に平井児童館に配属。そこで申請書をねつ造し、補助金を不正に得るよう上司から指示されました。児童館では、子ども会に参加している子どもの数を水増ししてより多くの補助金を得る不正も行われていました。支援する会では、こうした不正の背景にはいわゆる「ゆがんだ同和行政」があると主張しています。
良浩さんは、こうした実態を市に公益通報。当時、市に提出した「病気求職願」の中で、「指示通り書類をねつ造し補助金申請してしまったら、私も犯罪に加担することになってしまいます」「今後このような違法行為を行っていかなくてはならないと考えると絶望し、さらに精神状態が不安定になり、不眠・食欲不振など心身に不調があらわれるようになりました」などとつづっています。
良浩さんが公益通報したことを知り、別の児童館につとめていた海南市在住の西泰伸さんも、自身のつとめていた児童館でも不正があったとして市に公益通報しています。
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