Arikaina 2026/1 明恵峡温泉、お正月に営業できず
かなや明恵峡温泉、レジオネラ属菌検出で臨時休業 "一番の繁忙期"お正月に営業できず

かなや明恵峡温泉('24年10月撮影)

 有田川町が運営する「かなや明恵峡温泉」で12月にレジオネラ属菌が検出され、繁忙期であるお正月に休業を余儀なくされました。町では「2月には再開する見込み」と説明しています。
※記事の内容は1月7日現在のものです。

 有田川町の商工観光課によると、レジオネラ属菌が検出されたのは入浴用の浴槽ではなく、タンク部分の水とのことです。浴場そのものの水ではないとしています。

 同課によると「かなや明恵峡温泉」では法令に基づいた定期的な水質検査を実施しており、浴槽水の検査が年2回、源泉の検査が年1回の、合計年3回の検査が実施されており、今回はその検査の過程で異常が確認されたとのことです。

 現在は処置を行い、再検査の結果を待っている段階。再開の時期について、同課では「検査結果がいつ出るかは現時点では分からない」としながらも「順調に進めば、2月までには再開できるのでは」との見通しを示しました。ただし正式な再開日は未定としています。

 同課によると、年末年始は同温泉にとって1年で最も利用者が多い繁忙期。例年であれば元旦から営業しており、今回の臨時休業は収益面でも大きな影響が出ているとみられます。商工観光課も「本来であれば一番の書き入れ時です」と話しています。

相次ぐ臨時休業
PFIへの移行もストップしたまま

 「かなや明恵峡温泉」は2002年に開業。本紙の先月号でも報じたとおり、昨年10月にも施設トラブルによる臨時休業がありました。短期間に休業が相次いだ同温泉ですが、同課は「今回の件については、施設の老朽化といったことではないと考えています」と話しています。

 また同温泉では現在、民間の資金やノウハウを活用する「PFI方式」という運営形態への移行が進められています。しかし先月号でお伝えしたように、優先交渉権者はすでに決定しているものの条件面で折り合わず、交渉は難航しています。同課によると昨年12月の町議会でも、PFI移行に関する議案は提出されていないとのことです。

 施設トラブルや運営形態の見直し、そして今回の臨時休業。22年時点でも年間8万人を集めている「かなや明恵峡温泉」ですが、運営面での課題が続き、今後の方向性が問われることになりそうです。

参考=有田川町「【臨時休業】かなや明恵峡温泉」(https://www.town.aridagawa.lg.jp/top/kinkyu/9839.html)/Arikaina 2025/12「PFI方式に移行する「かなや明恵峡温泉」 優先交渉権者が決定も…交渉まとまらず?」(https://arikaina.com/_article/202512/kanaya-hotspring-1.html)


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