Arikaina 2026/3 鷹島・名南の売却に賛否[1]
住民アンケートを拒否、今後は議会で?

鷹島・名南風鼻の売却計画、住民説明会で賛否分かれる[1]


 広川町が所有する鷹島(たかしま)と、その向かいにある岬・名南風鼻(なばえのはな)を売却し宿泊施設を誘致する計画について、町は2月17・18・19日の3日間、町内各地で住民向けの説明会を開きました。会場には17日約10人、18日約40人、19日約20人が参加。計画に対する期待と懸念、双方の声が上がりました。


2月18日、広川町役場で開催された説明会

 町は昨年12月、神奈川県の高級旅館「強羅花壇(ごうらかだん)」などを運営する「株式会社強羅花壇(以下「強羅花壇」)」を、売却先の優先交渉権者に選んだことを公表しました。一帯は県立自然公園に指定されており、特に鷹島の売却には、懸念の声が上がっています。

 鷹島は古代の土器の産出地であるほか、有田川町出身の高僧・明恵(みょうえ)上人が修行した地としても知られています。

住民「鷹島はリースにできないか」
町長「交渉する」

 説明会では、町民から賛成・反対双方の意見が出ました。

 何度も出たのが、鷹島は売却しない、もしくはリースにできないかといった意見です。町もそういった意見が多いことは承知しているとし、町長は強羅花壇側に、リースにできないか交渉すると説明しました。

 ただ住民からは、売却した場合、海外企業などに転売されないのかという意見も複数出ていました。

明恵上人ゆかりの寺・湯浅町の施無畏寺からのぞむ鷹島(中央)とその周辺(2月撮影)


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