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Arikainaメールマガジン 2023/1号(2023/1/10発行)


Arikainaメールマガジン 2023/1号

皆様こんにちは、Arikaina発行人です。
今月は以下のような記事を掲載しています。

※本紙ホームページから全ての記事をご覧いただけます。
Arikainaホームページ
https://arikaina.com


▼新型コロナ 感染してるかも、と思ったら…
https://arikaina.com/_article/202301/ready-corona-1.html

▼有田市、糸我保育所を改築して産科クリニックを誘致へ
https://arikaina.com/_article/202301/obstetrics-1.html

▼オミクロン株対応ワクチン 接種率なかなか伸びず
https://arikaina.com/_article/202301/vaccine-1.html

▼海南市の「きうちこども食堂」ボランティアを募集
https://arikaina.com/_article/202301/kiuchi-1.html

▼有田市の「にじいろこども会」ボランティアを募集
https://arikaina.com/_article/202301/rainbow-1.html

▼ほか記事一覧
https://arikaina.com/_article/202301/kiji-index.html


コロナがまた猛威をふるっています。もう全数把握ではないのでそれ以前の数字と直接比較はできませんが、1月6日には過去最多の2,692名を記録しました。ドカッと増えたかと思うと次の日にはまたドカッと減ったりで、全数把握をやめてから数字をどんな風に見ればいいのかよく分からないところもあるのですが、かなりひどくなってきているのは間違いないと思います。

今月記事にはしなかったのですが、消防関係の方にも少し電話取材しました。有田や海南の消防ではまだ第7波のころほどではないというお話でしたので、第7波のころ、つまり全数把握で2,000人のころのレベルにはまだ達していないのかもしれません。7日以降は少し減ってきてますが、どうなりますか。

で今月号の配布なのですが、先月に続いてまたどうしようなかと思ったのですが、今月も通常通りの配布とさせていただくこととしました。本来だったら制限した方がいいというレベルだと思うのですが、もう長いこと行動制限もなくなって、感染が広がっても人出はさほど変わらないように見える(もともと人出が減れば、うちみたいな設置型のフリーペーパーも手にとってもらえないというのがありました)ことに加えて、あとは正直言いまして営業上の理由です。

今月はおかげさまで結構広告を入れていただいたのですが、そういう時に制限を配布しますと結構きつい(部数を減らしますと広告料も減らす必要がある)というのも、ほんとに正直言いまして大きいです。もう去年みたいなコロナによる収入減の支援というのもあんまり望めなさそうですし(去年やったときは例の10万円支援もありました)。

とはいえ紙面でさんざんワクチンのことやら感染をふせぐためにこうしましょう的なことを書いてるのに、感染が広がってるのにいつも通りに営業するというのは正直心苦しいものもあります。まあほんとにこれ以上ガンガン感染が拡大したらまたどうしようというのも思いますが、とりあえず今月はちょっと「コロナはただのカゼ」の方に転ばせていただきます(すんません)。

しかし先月のこのメルマガで、1日に3,000人とかなったら医療機関にも目に見えて影響出てくるのではと書いたのですが、ほんとにそれに迫りそうな勢いです。やっぱり年末年始みたいに人出が増えるときに行動制限しないとこうなる、ということなんでしょうか。

ワクチンなんかもうひどいもんです。たぶんオミクロン株対応ワクチン全体で、50%もいかないで終わるんじゃないでしょうか。これで5類にして有料化とかしようもんなら、インフルエンザワクチン並の30%とかそれ以下みたいなことになると思います。すでに何回も打ってるというのもあるでしょうが、感染が広がっても行動を変化させない人が増えてきているということなのかもしれません。

だからと言って、別にコロナの脅威の度合いが変わったわけではありません。もっと弱毒化したとか感染力が弱まったとか人間にとって都合のいい変化が起こっているわけでも、超すばらしい特効薬ができたとかいうわけでもありません。慣れなのかいつまでもこんなんやっとれんなのか、とにかく感染が広がってもあまり意に介さない人が増えたというだけです。

このまま高レベルの感染状況がずっと続きますと、さすがに医療現場ももたなくなってくるはずです。12月の中旬ごろに和歌山市で医師の方に聞いたのですが、その時点で大きな病院でももういっぱいになってきており、とにかくベッドがないという話をされていました。そのころはまだ今よりは感染者も少なかったですから、今、そしてこれからもっと増えたらどうなるのかというのはごく自然に思うところです。

現状はまた旅行支援もガンガンやってますし、行動制限もおそらく当分は行われないと思います。5類(相当)にもなるでしょうし、どんどんコロナ前に近付いていきそうです。しかし急激に感染者が増えるとか新たな変異とか、そういった脅威の可能性はあいかわらずそのままなのですから、ただでさえ医療機関に負担がかかっているところにそんな脅威が迫ればひどいことになりかねません。脅威が迫ったときにどういう対策をするのかといったことは、あらかじめ行政が示しておくべきではないでしょうか。

今月号で近畿2府4県の知事の新年のあいさつの一部を掲載しましたが、コロナからの反転攻勢とかビヨンドコロナとか仰る知事が何人かいらっしゃいました。新年のあいさつですから基本的にはこれから1年について語っておられるわけでしょうから、今年中には反転攻勢にうつれるとかビヨンドコロナがはじまるとかお考えなのでしょうか。

現状では近いうちに有望な治療薬が出てくるとか、そんな話は特にありません。医学的な脅威の度合いは何も変わってないですし、それが消え去る見込みもないにも関わらず、もう近いうちには終わりますみたいなシグナルを政治家が送るのは、ちょっといかがなものでしょうか。ただ岸本新知事みたいに、ほとんどコロナのことにふれないよりはマシなのかもしれませんが(笑)

しかし記事でも書きましたが、岸本新知事のあの姿勢はどういうことなんでしょうか。新年のあいさつでも新春特別番組でも、そのほか私が目にしたどこでも、コロナ対策のことについてほんとにふれません。ここまでスルーされてますと、コロナのことから目を背けようとしてるんじゃないかと疑いたくもなってきます。

マスコミの報道を見ますと、県庁の仕事はじめ式ではコロナ対策にあたっている健康推進課の職員があいさつしたそうですが、それですら知事が「自分のやる分野ではない」というのを印象付けようしたのではないかという、うがった見方をしたくもなってきます。

もちろんあくまで想像ですし、仮にコロナのことは人まかせでも他のことで実績を上げればいいのかもしれません。ですが大きな事故や災害時など、非常時には知事は何らかの決断を迫られたり、自ら陣頭指揮をとるべき場面も出てくると思います。くれぐれも新知事が、目の前の難しい課題から目を背けるタイプの方ではないことを祈りたいと思います。


というわけで今月はこれぐらいにしておきます。なんか先月に続いて新知事にきつい書き方になってしまいましたが、あと新知事がよく仰ってることで気になっているものがありまして、それは「県の職員とか県民がどんどんアイデアを出してほしい、県議は監督、知事はGMとしてそれを実現しやすいようにする」といった感じの言い方です。

新知事がそういう仕事のやり方をするタイプということなのかもしれませんが、しかしこれだとアイデアが出てこなければ成果も出ない、逆に言いますと成果が出ないのは下からアイデア(いいアイデア)が出てこないからだという言い方もできることになってしまいます。

私の性格が悪いだけかもしれませんが、成果が出なくてもできるだけ責任が問われることのないよう、予防線を張っているように見えなくもありません。知事選のときによく「打ち出の小槌はありましたか」と仰っていたのも、そう考えれば納得できるところがなくもありません。

今のところ新知事ご本人からアイデア?として出ているのは、一次産業や教育に力を入れるですとか、全国的に活躍しているという方に和歌山の振興策を考えてもらうですとか、どうもふわっとしていて具体性に乏しいものが目立つような気がします。

あと新年のあいさつでもそうですが串本のロケットにすごく期待されているようなのですが、もちろん成功すれば素晴らしいと思いますが、まだ打ち上げに成功したわけでもないのにやたらと期待、それも地域振興だの観光だのの期待をかけるのはどうかと思います。

マスクさんのスペースXでもホリエモンさんのMOMOロケットでも、ほんとに失敗の積み重ねです。地域振興に期待を寄せるとかより、まずは打ち上げが成功することを祈り見守り、もし失敗しても継続するために行政として支援はできるのか、できるのならどういうことが可能なのか検討する、そういうことの方が先なのではないでしょうか。

コロナもそうで今感染が広がっているときに、医療現場のひっ迫を抑えるためにどうすればいいか、高齢者施設でのクラスターを減らすためにどうすればいいか、そういったことに積極的にとり組まないでポストコロナとか言っても、なかなか人には響かないのではないかと思います。

まあとにかく自然にでも何にでも、これ以上感染がひどくならないことを祈ります(うちの商売のためにも(ぼそ))。ロケットもなんか否定的な書き方になってしまいましたが、別に県内だからとか別にしても、ほんとに成功することを祈っています。たぶん今月中には、打ち上げ日とかも発表になると思います。それではまた来月〜

※次号は2月10日発行です。

有田・海南のフリーペーパー Arikaina
発行 内河将史
https://arikaina.com
arikaina@gmail.com
〒649-0111 和歌山県海南市下津町方187-10


参考=
和歌山県「和歌山県における新型コロナウイルス感染症発生状況」
https://www.pref.wakayama.lg.jp/prefg/041200/d00203387.html
大阪府「府政だより」令和5年1月3日(No.460)
https://www.pref.osaka.lg.jp/attach/410/00424812/460.pdf
滋賀県知事定例会見 令和5年(2023年)1月4日
https://www.youtube.com/watch?v=h6-eYzu-bKg
和歌山県「県民の友」令和5年1月号(第1013号)
https://www.pref.wakayama.lg.jp/prefg/000200/kenmin/pdf/d00212164_d/fil/all.pdf
和歌山県「知事からのメッセージ」令和5年1月1日
https://www.pref.wakayama.lg.jp/chiji/message/20230101.html
2023年1月1日和歌山県新春特別番組『新知事より、県民の皆さまへ』
https://www.youtube.com/watch?v=QVV_mj7hesY
わかやま新報「失敗恐れず挑戦を 県庁仕事始め式で岸本知事」
https://www.wakayamashimpo.co.jp/2023/01/20230105_114010.html
読売新聞オンライン「和歌山:『県民の笑顔に尽力』」
https://www.yomiuri.co.jp/local/wakayama/news/20230104-OYTNT50150/
ロカルわかやま「チーム和歌山のGMに 岸本さん県政へ決意」
https://rokaru.jp/news/65900/
現代ビジネス「【独自】わが師・二階俊博が選挙戦で涙した驚きの瞬間…壮絶な和歌山県知事選を勝ち抜いた岸本周平の告白」
https://gendai.media/articles/-/103769?imp=0
YouTube 衆議院議員 岸本周平 公式チャンネル「和歌山県知事選挙ダイジェスト 有田川町」
https://www.youtube.com/watch?v=sjgnr9CodUU
YouTube 衆議院議員 岸本周平 公式チャンネル「和歌山県知事選挙ダイジェスト 選挙戦初日 必勝祈願〜出陣式」
https://www.youtube.com/watch?v=eDp5IqbtP1I
note soranome inc.「SpaceX(スペースX)を徹底解剖! 事業概要、ビジネスモデル、歴史、組織、今後の展望まとめ」
https://note.com/soranome/n/n8de3d0570984
日本経済新聞「『失敗恐れない』元宇宙飛行士が語るスペースXのスゴさ
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOFK248FP0U0A221C2000000/
宙畑「MOMOの打ち上げが安定した背景にあるインターステラテクノロジズ社の学びとチャレンジ」
https://sorabatake.jp/28083/

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