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Arikainaメールマガジン 2023/7号(2023/7/10発行)


Arikainaメールマガジン 2023/7号

皆様こんにちは、Arikaina発行人です。
今月は以下のような記事を掲載しています。

※本紙ホームページから全ての記事をご覧いただけます。
Arikainaホームページ
https://arikaina.com


▼災害支援制度まとめ
https://arikaina.com/_article/202307/heavy-rain-supoort-1.html

▼以前支援したところから支援が 多くの自治体・企業が海南市をサポート
https://arikaina.com/_article/202307/heavy-rain-each-other-1.html

▼海南市、水道料金を爆上げ 来年7月から約20%のアップに
https://arikaina.com/_article/202307/kainan-water-charge-1.html

▼名門・箕島高校硬式野球部 部員数が急減…この秋からは12名に
https://arikaina.com/_article/202307/minoshima-baseball-1.html

▼ほか記事一覧
https://arikaina.com/_article/202307/kiji-index.html


メルマガ読者の皆さんこんにちは、Arikaina発行人です。

今月号も、引き続き大雨関連の記事が多くなりました。先月号で被災者生活再建支援制度のことに関して「被害状況がはっきりしてきてからの適用に」みたいなこと書きましたが、1か月が経ち、だんだんとそういうステージに入ってきたのかな、と感じています。

とは言え今回の取材でも自治体の方からは、まだまだ全貌がつかめていないといった声も聞かれました。農地をはじめ土地が被害にあったですとか、土砂くずれとかでトラブルになっているとか、そういった当事者の方々は、これから大変になってくると思われます。

また被災していても、そもそも何が・どれが公的な支援の対象になるのかとか、そういうのを把握しきれていない方もいらっしゃるかと思います。時間が経ってから「これいけんの?」みたいな感じで問いあわせる方もいらっしゃるかもしれませんし、その辺の混乱はまだまだ続くのではないでしょうか。

個人的に知ってる方でもいらっしゃいますが、家屋が全壊とか大規模半壊とかのレベルになった方は、生活自体がまだまだ大変な状態も続いています。今月も、できるだけ「融資」ではなく「補助」の支援制度を中心にとり上げましたが、どうすれば利用できるのかといったことについて、まあ私自身も被災しましたので、実益も兼ねながら(笑)調べていきたいと思います。


それにしても今月の記事でもふれたのですが、国や自治体の支援は多くが「融資」、つまり借金です。これは、コロナがはじまったころの支援もそうでした。さきほどふれました生活再建支援制度とか、一次産業、特に農地に関してはかなり手厚い補助がありますが、中規模半壊までいかない人や一次産業以外の業種ですと、支援を受けようとすると、ほとんどの場合「借金」になってしまいます。

さきざき収入の見込みがしっかりあるならいいですが、そこまで経営基盤の安定していない会社や商店とかですと、きついケースもあるのではないでしょうか。農地の補助に関して調べていたときに、自治体の方が「農業をやめる、という方が出てくるのを一番心配している」とおっしゃってましたが、同じように、会社や商店を畳む人も出てくるかもしれません。私はまだリアルに聞いたことはありませんが、ほかのメディアの報道では、紀美野や海南でそういった声も出ています。

会社や商店がなくなりますと、それだけその自治体内の生産が下がることになります。そこを支えるための支援がほとんど借金しかないというのは、自治体としてもう少し考えるべきなのではないでしょうか。さきほどあげた再建支援制度や農地など、大型の補助が国のものばかりというのもあわせて考えるべき点ではないかと思います。ひょっとしたらですが、地元の商工に関する支援は地元の自治体で、といった考え方があるのではないでしょうか。

とにかく6月に和歌山で大雨があったあとも、全国で大雨が相次いでいます。これが一時的なものなのかどうか分かりませんが、また近いうちに大雨があるかもしれないということにも備えていく必要があると思われます。頻発した場合にどう支援するか、現実的に考えておかなければいけないのではないでしょうか。「業種によってはほとんど借金しかありません」では、会社や商店はもちろん、自治体もいずれ行きづまってしまうのでは、という気がしなくもありません。


そんな感じで大雨もまだまだ大変ですが、話変わって、夏と言えば高校野球です(変わり過ぎ)。今月号で記事にしました箕島高校ですが、ネットの掲示板でそういうことになってるらしい、というのを見かけて取材させていただいたのですが、まさかここまで部員が少なくなってるとは思いませんでした。

実はこのArikainaを創刊して最初に記事にしましたのが、'09年の箕島の甲子園出場でした。以来、甲子園に出場したときやプロ入りした選手のことなど、箕高については折にふれて記事にさせていただいてきましたので、あの全国に轟いた名門校がこうなっているというのはちょっとショックでした。OBや熱心なファンの方々はご存知だったのかもしれませんが、地元では、知れば結構ショックという方はいらっしゃるのではないかと思います。

少なくなった背景とかは記事の方をご覧いただきたいのですが、けっして少子化だけが原因ではありません。今年は1年生が8人入部していますので、来年もそれぐらい入部すれば野球部の存続がどうこうといった話にはならないと思いますが、大変な状況には変わりないと思います。

そもそも今年も、もし4〜5人ぐらいの入部でとどまっていれば、記事にも書きましたようにほかのクラブから助っ人を頼むとか、他校との合同チームとかになっていたおそれもあります。あの箕島が、です。毎年4〜5人ぐらいの入部では、大会に参加するのもかつかつの状態が続くことになります。

記事にはしなかったのですが監督さんにお話をうかがったさい、箕島が全国制覇していたころにライバルだった徳島の池田高校の話が出ました。最近、池田高校に行かれたそうなのですが、あちらでも部員確保のため、さまざまな取り組みをされているそうです。

箕島も池田も、野球部の実績・名声は、学校はもちろん、地域にとっても財産と言えるものだと思います。県立高校の再編問題にもからんでくるとこだと思いますが、スポーツコースをどうするか(どの学校にどの程度配置するか)といった点がポイントになってくるのではないでしょうか。

とは言え現部員は秋も春もベスト4と、人数は少ないながらも成績は奮闘しています。夏は7/13に南部とあたりますが、朝日新聞の記事によりますと、一回戦でも屈指の好カードと目されているようです。夏の大会は一番注目されますし、いい試合を続ければ、それが部員増にもつながっていくのでは、と思います。


と言うわけで、今月はこの辺にしときたいと思います。なんかコロナもまたじわじわと増えてきていて、以前から言われていた通り、夏にはまた流行するのかなという感じです。沖縄はすでに大変になっているみたいですが、結局5類になっても、流行すればああいう感じになるのではないでしょうか。

一応うちのホームページで「定点報告数から予想される1日あたりの感染者数」、要するに前みたいに全数把握やってたら多分これぐらい出てますよ、というのを出しているのですが、7/2の集計で、県内全体で500人を突破しました。たぶん今の倍くらい、定点報告数で言いますと15ぐらいになると、沖縄のように医療ひっ迫とかの事態になるのではないでしょうか。ちなみに沖縄では6/4時点で15.80、7/2ではなんと48.39という、凄い数字になっています。

まあ今は雰囲気的にはコロナより大雨という感じですが、くれぐれもダブルパンチで来るような事態は避けてほしいものです(切実)。それではまた来月〜 ガンバレ箕高!

※次号は8月10日発行です。

有田・海南のフリーペーパー Arikaina
発行 内河将史
https://arikaina.com
arikaina@gmail.com
〒649-0111 和歌山県海南市下津町方187-10

参考
一般財団法人 和歌山県高等学校野球連盟
https://www.whbf.jp/news.html#721
Yahoo!ニュース「和歌山大会の展望、県高野連役員に聞く 開幕戦にも注目 高校野球(朝日新聞デジタル)」
https://news.yahoo.co.jp/articles/88e5086225c0aee6f5e15467071355d05cb7243b
沖縄県「新型コロナウイルス感染症統計について」
https://www.pref.okinawa.jp/site/hoken/kansen/soumu/press/20200214_covid19_pr1.html

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