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Arikainaメールマガジン 2023/8号(2023/8/10発行)


Arikainaメールマガジン 2023/8号

皆様こんにちは、Arikaina発行人です。
今月は以下のような記事を掲載しています。

※本紙ホームページから全ての記事をご覧いただけます。
Arikainaホームページ
https://arikaina.com


▼和歌山北高校が硬式野球部に女子部を設立 ほかの高校でも「女子の硬式野球部」設立の動き
https://arikaina.com/_article/202308/women-baseball-1.html

▼昭和初期の水害時の写真を多数収録 県立文書館が「遠藤茂旧蔵資料」を公開
https://arikaina.com/_article/202308/endo-1.html

▼営業を肩代わり?県が「通販生活」に掲載する事業者を募集
https://arikaina.com/_article/202308/catalog-1.html

▼視力の衰えなどで、本を読みにくい方に 本を読み上げた音声などのデータを貸し出し
https://arikaina.com/_article/202308/audio-book-1.html

▼ほか記事一覧
https://arikaina.com/_article/202308/kiji-index.html


メルマガ読者の皆さんこんにちは、Arikaina発行人です。

 今月は久しぶりに豪雨支援の記事はなく(豪雨関連はありますが)、ほかの記事が多くなりました。考えていたのはあったのですが、もちろんこれで支援関連はもう終わりというわけではなく、次号以降またやっていきたいと思っています。

 と言いますか、そういう言ってるうちにまた台風です。このところまた、あの「線上降水帯」という言葉をニュースで聞くことも多くなってきました。聞く度に6/2のことを思い出し、降ってるところは大変なのでは、みたいな気になります。10日にこれ書いてますが、今のところ予報ではこの辺はそれほど降らないことになってますが、どうなりますか。6/2の大雨からまだ完全に復活していないお家もありますので、くれぐれも大変なことにはならないでほしいです。

 で台風も心配なのですが、今月はまた先月に続き野球、それも女子野球についてです。まあしばらくコロナとか災害とか続いてましたので、たまにはこういう明るい話題の記事もいいのではないでしょうか。

 有田で活動している小学生の女子野球チーム「ガールズ有田」さんを取材させていただいたのはもうだいぶ前なのですが、その後、この「ガールズ有田」をはじめ県内の女子野球による連合チーム「和歌山ハーモニーズ」が全国で準優勝、さらに昨年はついに全国制覇!

 …なのですが、記事にしましたように、せっかくいい選手がいても受け皿がないため、中学を卒業すると県外に。ご家庭の事情とかで、地元でできなければやめてしまう子もいるかもしれません。

 北高とそしておそらくはもう1校、近いうちに女子野球部ができると思われますので、この点は県内の女子野球にとって大きな前進です。そもそも中学校でも学校に野球部がなければ、「和歌山オレンジグローブ」のようなチームがなければ野球を続けるのは難しくなります(実際、オレンジグローブにそういう子もいました)。

 今までこのArikainaでも野球のことをいろいろ取材させていただいてきましたが、さすがに野球王国と呼ばれるだけのことはあり、和歌山はとにかく指導者にはこと欠きません。元プロの方をはじめ、高校・大学・社会人でかなり高いレベルまでプレーされていた方がたくさんいらっしゃいます。

 この指導層の厚さが、これだけ少子化が進む田舎でも甲子園で好成績を残したりプロ選手を輩出(人口あたりの輩出数では、全国トップレベルと聞いたことがあります)している原動力になっているのは間違いないと思います。つまり有望な選手の発掘はもちろん、近いところで高いレベルの指導・育成を受けられる環境が整っているのでは、ということです。現にこの、都道府県別の人口で言ったら下から数えた方が早い和歌山県が、小学生の女子で全国制覇を果たしているのです。

 女子の高校野球も、最近は選手権大会の決勝は甲子園で行われるようになっていますし、神戸弘陵という、男子で言えば大阪桐蔭のような強豪も出てきて盛り上がりをみせているそうです。ちょうど今開催されているサッカーの女子ワールドカップでも、「なでしこジャパン」が勝ち上がれば、やっぱり盛り上がります。玉木さんとも少しお話させいただいたのですが、女子野球も、男子に負けず盛り上がるポテンシャルは十分あるのではないでしょうか。

 もちろん高校野球はあくまでアマチュアですので結果がすべてではありませんが、せっかく有望な子や、何より「野球をしたい!」という子がいても、その子たちが地元で続けられないというのはやはり損失だと思います。いつか和歌山県からも女子の高校野球に初出場を果たし活躍することが、今、人数が少ない中でも野球を続けている(いた)子や、電車やバスを乗りついで野球を続けているような子たちに報いることになるのではないでしょうか。今回の取材を通して、個人的には、それはそんなに遠い将来のことでもないのでは、という気がしています。

 もし女子野球に興味を持たれた方や見たことないという方がいらっしゃいましたら、男子と同様、女子の高校野球もネットの「バーチャル高校野球」で試合を見ることができます(これもあまり知られていない気がするのですが)。今サイトの方を確認しましたが、8/1まで行われていた選手権大会は、(たぶん)すべての試合を録画で見られるようです(いい時代になったもんです)。

 あと和歌山ハーモニーズが去年優勝した「NPBガールズトーナメント」も、YoutubeのNPB公式チャンネルで試合を見ることができます。こちらも今見てみましたが、7月に開催されていた今年の大会の分は録画映像で見られるようです(和歌山ハーモニーズは、今年は残念ながら3回戦で敗れました)。Youtubeで「NPBガールズトーナメント」で検索してください。


 と言うわけで、今月はほとんど女子野球のことばかりになってしまいましたが、これくらいにしときたいと思います。取材のさいに和歌山オレンジグローブの子にもお話うかがいましたが、みなさんほんとにしっかりと受け答えされていました。全国大会で悲願の一勝、がんばってほしいです。

 結構言われてることですが日本はこれからどんどん人口が減っていくわけですから、野球もですが、とにかくいろんなところで女性の進出・活躍を進められるかどうかは大きなポイントになってくるのではないでしょうか。特にもともと人口が少ない&少子化が進む和歌山のような田舎ではなおさらです。今は競技人口も環境もまだまだなものの、和歌山の女子野球、非常に大きなポテンシャルを秘めていると思います。

 先月号でとりあげた箕島高校も、夏は残念ながら3回戦で敗れましたが、惜しい試合でした。ただ上位進出とはなりませんでしたので、部員確保にはまだまだ厳しい状況が続くと思います。秋からはかなり少ない人数になってしまいますが、あれだけの名門校です。春もベスト4まで出ているわけですし、外野の勝手な思いではありますが、逆襲や復活を期待したいです。

 先月号でとりあげたと言えば、コロナの定点あたり報告数もとうとう15を突破しました。15を越えたら大変になるのではと先月のメルマガで書きましたが、和歌山バスの一件はあったものの、まだ医療ひっ迫とかがアナウンスされる状況にはなっておらず、予想が外れてほっとというところです。とは言え上昇傾向は続いていますし、このまま増え続ければまた広範に影響が出てくるのでは、という気もします。これも先月号に引き続いてですが、くれぐれも大雨・コロナのダブル来襲は避けてほしいものです(切実)。それではまた来月〜

※次号は9月10日発行です。

有田・海南のフリーペーパー Arikaina
発行 内河将史
https://arikaina.com
arikaina@gmail.com
〒649-0111 和歌山県海南市下津町方187-10

参考=
第27回全国高等学校女子硬式野球選手権大会「大会概要・大会パートナー」
https://girlsbb-natsutai.jp/outline/
沖縄タイムス+プラス「『女子野球の甲子園』が実現して3年。武庫川女子大学は女性活躍を推進する女子総合大学として、今年も全国高校女子硬式野球選手権大会を応援しました。」
https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/1200968
バーチャル高校野球「【無料ライブ中継】2023年 女子高校野球」
https://vk.sportsbull.jp/koshien/girls/
YouTube「NPBガールズトーナメント」
https://www.youtube.com/playlist?list=PLrpE5isvCTv7dJkQim44Ln8WsNAlThLpH
一般財団法人 和歌山県高等学校野球連盟「第105回全国高等学校野球選手権記念和歌山大会 全結果」
https://www.whbf.jp/uploads/20230730082422_Yqyq.pdf
公益財団法人 全日本軟式野球連盟「和歌山ハーモニーズ|NPBガールズトーナメント2023 全日本女子学童軟式野球大会」
https://jsbb.or.jp/game2023/girls/team/detail16.html
和歌山バス株式会社「路線バスの臨時運休について」
https://www.wakayamabus.co.jp/news/unkyu20230731/

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