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Arikainaメールマガジン 2025/9号(2025/9/10発行)


Arikainaメールマガジン 2025/9号

皆様こんにちは、Arikaina発行人です。
今月は以下のような記事を掲載しています。

※本紙ホームページから全ての記事をご覧いただけます。
Arikainaホームページ
https://arikaina.com


▼カムチャツカ半島付近の地震 津波で避難指示も…避難した人、対象のおよそ1割程度か
https://arikaina.com/_article/202509/evacuate-1.html

▼産地偽装で揺れる「日本グルメ市場」 須坂市の職員と「通常以上の関係性」
https://arikaina.com/_article/202509/dinner-1.html

▼県が新たなクマの管理計画案を発表 人の生活圏に入り込んだクマは、捕獲可能に
https://arikaina.com/_article/202509/bear-1.html

▼廃止する公園の計画にパブリックコメント?有田川町が異例の募集
https://arikaina.com/_article/202509/park-1.html

▼ほか記事一覧
https://arikaina.com/_article/202509/kiji-index.html


メルマガ読者の皆さんこんにちは、Arikaina発行人です。

予想はされていたことですが、9月に入っても相変わらず「熱中症警戒アラート」のメールが毎日来ています。ほんとに秋というものが無くなってしまい、気がついたらすぐにヒーター入れるようになるんでしょうか。

今月は、先日の地震と避難のことについて大きくとり上げました。

先月のメルマガでも記事にしたいと書いたのですが、和大の此松教授が快く取材に答えてくださり、今月号で記事にすることにしました。すでにいろんなところで記事になっていますが、とにかく避難した人が少なかったです。

記事でもふれましたが、避難所に避難した人については県が数字をまとめているのですが、それですと避難の対象になった人のうち、17:30時点、つまり警報(レベル4)が解除されるちょっと前に避難所に避難していたのは、ほんとに1%ぐらいしかありません。一時避難場所や想定される自主避難をふくめても、せいぜい1割ぐらいだろうなという数字です。

広川町なんか、避難対象が6,328人(全人口)に対して、17:30の時点で避難所に避難していたのがたった5人です。「稲むらの火」の梧陵さんも、これでは草場の影で嘆いておられるんじゃないでしょうか。

本来、レベル4ですと対象となる人は全員すぐさま避難しないといけないわけですが、それには程遠い結果でした。あの日は、レベル4が続いている間は最大3メートルの津波がいつ来てもおかしくないという予想だったわけですが、1割しか避難してない中で3メートルの津波とか来てたら、大変なことになってたかもしれません。

なので、先日県知事の記者会見でも言われてましたが、今回はさほど大きな津波は来なかった変わりに、いかに避難者を増やすかが大きな課題として残されたと思います。

ひとつデータを見て思うのは、避難所より避難場所に避難した人の方がはるかに多かったのではということです。避難場所(一時避難場所)は要は一時的に避難してしばらく滞在するようなことを考えないようなところであり、建物や屋根のない屋外もよく指定されています。

たしかに数からしても避難所より避難場所の方が多いでしょうが、たとえば広川町ですと町が把握している避難人数が502人に対して、17:30の避難所が5人です。広川には割と最近できた立派な避難施設もあるのですが、ここまで圧倒的な差になるのはなぜなのかを考える必要があるのでは、と思います。

要するに避難所というのがあんまり認識されていないのでは、ということです。たとえば今回、海南市役所にかなりの人が避難しました。しかし実際には、市役所は避難所には指定されていません。

市役所の人に聞きますと急きょ部屋を開けたり、職員用に備蓄していた水とかを出したりしたそうです。市役所に行った人たちも本当は最寄りの避難所があるはずですが、そちらには行かなかったわけです。

まあ避難所も17:30時点ではなく最大人数であればもうちょっと避難していますが、本当はいざという時に真っ先に「あそこへ避難しよう!」みたいになるべきだと思うのですが、あんまそうはなってなくて、避難場所とか、海南市役所のようにむしろ避難所でないところの方に人が集まっていた、ということもあるのでは?と思います。

そうなると全体の避難者数も増えにくくなるでしょうし、言い方が変かもしれませんが「避難したい」と思ってもらえるような避難所を用意しておく、ということが重要かなと思います。まあ、実際には大変だとは思いますが。

あと記事の中で此松さんも少し言われてますが、避難=一時避難だと多くの人が考えているのではないか、ということも考えられると思います。つまり短時間おって何もなかったらそれでええんやろ、という方が結構いるのかもということです。

ただ繰り返しになりますが、今回はレベル4発令中はいつでも最大3メートルの津波が来る可能性があったわけですから、此松さんも仰っている通り、これはかなり危険なことだったわけです。

なので、避難は長時間になることもあるということをもっと広めていくことが必要なのではないでしょうか。レベル4はそれぐらい重いというのを、政府や行政がより強く言っていく必要があるのではないかと思います。

地震の当日、私もYoutubeで気象庁の会見を見ていました。まあたしかに予測しづらい部分もあるかのもしれませんが、最大3メートルの津波が来るかもしれないというのが理論的に確かなのであれば、気象庁の方ももっと自信のある態度で、避難の必要性を強く訴えるべきだったんじゃないでしょうか。

何か和歌山市の市長さんは記者会見で、市内で避難したのが2,200人あまりで、東日本大震災の時より増えているのでいい傾向だとか言ってたそうです。県の資料では和歌山市の避難対象人数は約17万5千人ですから、せいぜい1%ぐらいしか避難していないことになります。増えたのはいいことかもしれませんが、もっと危機感を持つべきなのではと思いますし、市長でもそういう感覚の人もいるんだな、とはちょっと思いました。

それと先月、私も結局車で避難したと書いたのですが、今回の取材でも各市町で避難による渋滞が起こっていなかったか聞いてみますと、やっぱり起こっていたところもあったみたいです。ただ宮﨑知事も記者会見でちょっとふれてましたが、歩くのがおぼつかないとか、うちみたいに階段上るのが大変とか、そういう人も当然いるわけですので、そこをどうするかも考えていかないといけないと思います。

逆に考えれば1割ぐらいしか避難しなくても渋滞が起こったわけですから、もっと大きな揺れとかあった場合には、もっとひどい渋滞が発生するかもしれません。そうなると車だとかえって危険になりかねないわけで、個人的にもどうするか考えないとなと思っています。車で行くにしても、なるだけ渋滞しなさそうなコースを考えておくとか、歩くなら階段を上らなくて済む方法がないかとか。

とにかく今回は幸いにも大きな津波は来なかったわけで、此松さんも取材で「今回の津波で、いろいろな課題が見えてきました」と仰っていたのですが、結果的には本番に近い予行演習のようなものができたと考え、次に備える必要があるかなと思います。ただ避難を経験して思うのは、災害避難をそれほど意識していないとか、準備していない方も結構いるのかな、というのも、正直な思いとしてはあります。


と言うわけで、今月はこれぐらいにしておきます。今月はあと、また有田のグルメ市場のことを記事にしましたが、実際かなりひどいことが行われていたようです。食事をおごるとか、それを受け入れていた須坂市の職員の方もちょっとどうかという気もします。

記事には書いてないのですが、須坂市には今度イオンモールができるそうで、グルメ市場はそのイオンモール内の市のブースの担当者にも決まっていたそうです。市の報告書では「通常以上の関係性」と書かれていますが、要は癒着ととられても仕方ないところがあったのではという気がしますし、そういうスタンスでビジネスしていたのではないでしょうか。

湯浅町もですが、グルメ市場と取り引きしていた自治体は、同じようなことがなかったかもっと調査した方がいいような気がします。同社は私の知るかぎり取材に答えていないのも相変わらずで、ほんまにどういう会社なんかいなというか、なんか地元としてちょっと恥ずかしいような気もしてきます。

須坂市ではこれから裁判になると思いますが、先に財産を差し抑えたので、今後もし他の自治体でも問題が発覚した場合(今までの経緯見てますと、十分ありそうな気がしますが)、賠償請求がもうできない(無い袖はふれない)という事態になる可能性もあると思います。湯浅町もグルメ市場の分は返礼品ストップしてますし、何より偽装という信用を失う事態になってるわけですが…

話がらっと変わりますが、先日阪神タイガーズが優勝し、私もネットで道頓堀の中継とか見てて、久しぶりに大阪市民に戻った気になってました(笑)ミナミの帝王よろしく、取り立てるんならはよ手打っといた方がええで、と思う発行人でした。それではまた来月〜

※次号は10月10日発行です。

有田・海南のフリーペーパー Arikaina
発行 内河将史
https://arikaina.com
arikaina@gmail.com
〒649-0111 和歌山県海南市下津町方187-10

参考=
知事記者会見 2025年8月19日 | 和歌山県
https://www.pref.wakayama.lg.jp/chiji/press/07/20250819.html#d250819_qa
市長記者会見 令和7年7月31日|和歌山市
https://www.city.wakayama.wakayama.jp/1009555/1001175/1064853/1065853.html
和歌山県「令和7年7月30日の津波警報に伴う被害状況等について(第1報)」
http://wave.pref.wakayama.lg.jp/news/kensei/shiryo.php?sid=43158
和歌山県「令和7年7月30日の津波警報に伴う被害状況等について(第2報)」
http://wave.pref.wakayama.lg.jp/news/kensei/shiryo.php?sid=43162
イオンモールで須坂の食文化の魅力を発信 - 須坂ニュース 須坂市公認ポータルサイト・いけいけすざか
https://www.suzaka.jp/news/?subaction=showfull&id=1740780009&archive=&start_from=&ucat=4&

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