Arikaina 2014/9 土砂崩れ見通し立たず[2]
 台風11号が和歌山県を直撃したのが8月10日。

しかしこの箇所ではその1週間ほど前、8月2日にはすでに土砂崩れが始まっていました。

「雨で少し崩れて、その後8月7日にも雨で少し崩れた」

県有地(民有地も含む)である当該地区での土砂崩れに、県の担当も現場を確認したものの、

「その時の崩壊は小規模なものであり、すぐに大きな対策をするということはなかった(県海南工事事務所)」

しかし8月9日、丘は大きく崩壊しました。

幸い民家には被害は無かったものの、小屋がひとつ倒壊。付近には避難勧告が出され、現在も出されたままになっています。

対象となっているのは、7世帯20人。

勧告は必ずしも強制力を持つものではありませんが、対象となる世帯のうち、3世帯10名の方が避難しています。

現在、避難者は別の民家や市営住宅に避難していますが、

「(避難している人に)この前聞いたら『正月までには帰りたい』言うてた。みんな帰りたい言うてるよ(先の住民)」
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2014/9号
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