今年3月には起工式も行われましたが、事業開始から7年経つにも関わらず、事業の進捗率は低いままです。 国交省が4月26日に発表した資料によると、有田海南道路の進捗率は用地取得率が11%、事業進捗率が7%となっています。 同じく平成26年度に発表された資料では用地取得率1%、事業進捗率3%。 2年間で用地取得率は10%、事業進捗率は4%しか進んでいません。 有田海南道路は平成20年度に事業化され、当初の予定では平成30年頃の完成を目標としていました。 しかし事業は遅々として進まず、完成予定についても「開通時期については、完成に向けた円滑な事業実施環境が整った段階で確定予定(国交省「平成28年度当初 和歌山県における事業計画)」と、実質未定の状態です。 有田海南道路は国の事業ですが、こうした状態を受けてか、県は4月から出先機関である海南工事事務所(海南市南赤坂)に「有田海南道路用地グループ」という専門のグループを立ち上げました。 メンバーは7人で、県の職員の他、海南市の職員も参加しています。 グループによると用地取得は国ではなくこのグループが中心となり、海南市側から用地取得を進めていくとのことです。 昨年からは工事も既に始まっており、今年度でも「有田川1号橋下部工事(有田市野)」のほか、1号トンネル・3号橋・5号橋の設計業務等が発注予定になっています。 新しい体勢で始まった有田海南道路。進捗率も一気に加速、となるでしょうか。 前の記事 [3]海南のピアノ調律師・成川弘治さん
[2]記事一覧へ [0]トップページへ戻る |