停電の発生した地域では、ガソリンの給油ができない事態も発生しました。 経産省では、従来から進めていた自家発電機付きのガソリンスタンドの整備をさらに急ぐことを決定。 3年以内に、全国で8000か所までに増やすとしています。 この事業は'16年の熊本地震をきっかけに始まったもので、停電時でも給油が行えるガソリンスタンドを「住民拠点SS(サービスステーション)」と位置付け、補助金を出して全国に広げていくというものです。 10月時点で、全国で約2000か所が整備されています。 同省では今年大きな災害が相次いだことを受け、整備を加速することを決定。 今年度(来年3月まで)に全国で3500か所までに増やすとしています(*1)。 県内では紀南に集中 住民拠点SSの補助金を取り扱っている(一社)全国石油協会によると、すでに整備されたところも含め、全国で約7700のガソリンスタンドが住民拠点SS化に応じる構えとのことです。 「まずは過疎地域などから整備し、その後、都市部への整備を進める予定です(同協会)」 県内でも10月時点で既に22か所が整備されていますが、現状では日高郡以南の紀南地域に集中しており、紀中〜紀北では紀の川市に2か所あるのみとなっています(*2)。 県石油商業組合によると、今後住民拠点SSになるガソリンスタンドは既に決定しているものの、そのリストについては「公表できない(同組合)」とのことです。 (*1)資源エネルギー庁「燃料供給の強靭化に向けた対策について」 www.meti.go.jp/shingikai/ energy_environment/saigaiji_nenryo/002.html (*2)住民拠点サービスステーション一覧 http://www.enecho.meti.go.jp/category/ resources_and_fuel/distribution/juminkyotenss/ 前の記事 [3]有田川〜日高川の風力発電酷評
[2]記事一覧へ [0]トップページへ戻る |