湯浅城跡があるのは、天守閣風の建物が立つ国民宿舎・湯浅城の近くにある青木山の山中。平安〜室町時代にかけて有田を中心に勢力をほこった武士団・湯浅党が本拠地としていました。 湯浅城跡は長年調査が行われていませんでしたが、平成23年から地元の有志団体が整備を開始。山道に階段をつけたり、手すりやテーブル、ベンチなどが整備されました。 山道への入口には門にカギがかけられていましたが、門のところに記載されている連絡先に連絡することで開けてもらうことができ、有志の方が城跡を案内するなどしていました。 しかし町教委によると、史跡に答申されたことで城跡は湯浅町が管理することに。これにともない、町による一般公開が実施される時しか見られなくなるとのことです。 町による一般公開は、昨年12月にはじめて実施。町教委によると、今後は年に数回一般公開を行う予定とのことです。 国の史跡になれば予算がつき、整備などの面で有利になる湯浅城跡。一方で、一般の方が湯浅城跡を見られる機会は少なくなることになりそうです。 参考=公開シンポジウム「中世紀の国の武士団とその居館」発表資料集(wabunse.or.jp/report/sympo_data/pdf/sympo_20190223.pdf 前の記事 [3]有田地域の医療 地元有志が署名提出
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