Arikaina 2021/3 コロナワクチン、県内でも
コロナワクチン、県内でも3月から医療関係者の接種を開始予定 高齢者には4月から?

接種券のイメージ(厚労省の資料より)

 日本でも、ついに2月からはじまった新型コロナウイルスのワクチン接種。県内でも3月中には医療関係者への接種がはじまる見込みで、4月ごろには高齢者への接種もはじまるとみられます。

※記事の内容は3月5日時点でのものです。

 ワクチンの接種は医療関係者の分は県が、それ以外の方の分は市町村が担当。

県の健康推進課によると、3月には国から都道府県へのワクチン発送がはじまる予定で、「今週中には届き、来週(3月8日〜の週)には(医療関係者への)接種を開始する予定(同課、3月5日現在)」としています。

 海南市では3月号の広報で「3月中旬から65歳以上の高齢者に(接種に必要な)接種券を発送する」と告知しましたが、「ワクチン輸入の関係などで、未定になっています(海南市健康課、3月5日現在)」。とか。

接種券そのものも、5日時点でまだ市には来ていないとのことです。

 ほかの有田・海南地方の自治体に本紙が確認したところ、どこもまだ接種会場や開始時期は未定。

各市・町の話によると、接種には集団接種と個別接種があり、基本的に集団接種は大きな会場で、個別接種は医療機関で行われる見込みです。

海南市では個別接種を予定しており、市内で接種できる医療機関は30〜40か所ほどになる見込みとのこと。

紀美野町では集団・個別の両方を予定、有田川町と湯浅町・広川町でも、集団接種を検討しているとしています。

 また進学や単身赴任などで、住民票は地元に置いたまま遠方に在住している場合は、今住んでいるところで接種を受けられるようになる見込みです。

 接種する会場は、どの自治体でも、同じ市や町内であればどの会場でも接種できるようにするとのこと。

◯◯地区の方は◯◯会場でなければ接種できない、といった制限はもうけられない見込みです。

 海南市健康課によると接種しても証明証のようなものは発行されませんが、接種するとワクチンに付いているシールを貼ってもらえるとのこと。

当面は接種できるのはファイザー社のワクチンになりますが、このシールにより、どのワクチンを接種したかが分かるようになるとのことです。

接種券にはバーコードが付いており、これにより接種したかどうかが記録されるようになる見込みとのこと。

接種券の発送は予定より遅れている海南市ですが、高齢者への接種自体は、当初の予定通り4月からはじめたいとしています。

参考=厚労省「新型コロナウイルスワクチンに係る接種券等の印刷及び発送について(令和2年12月25日)(www.mhlw.go.jp/content/000714248.pdf)
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