和歌山大学では3月、外国にルーツを持つ子どもたちに向けて「こどものためのやさしい日本語防災ハンドブック」を公開しました。ホームページからダウンロードできるほか、申し込めば郵送もしてもらえます。 ハンドブックは全12ページ。避難所の確認や備蓄品の準備といった日頃からの防災の備えや、いざという時に役立つホームページ、地震・台風・火事など、災害ごとに気をつけるべき点などについて解説しており、漢字・カタカナにはふりがながふられています。 作成には、留学生との交流活動などを行うサークル「和歌山大学国際交流委員会IEC」が参加。またイラストは、インドネシアからの留学生の方が担当しています。 同大学で日本語教育を研究する長友文子教授(国際連携部門長)によると、県内でも外国籍の方が増加し、それにともない日本語があまり得意でない子も増加。そうした子どもたちも安心して暮らせるよう、やさしい言葉で防災を学べるハンドブックを企画したとか。 ハンドブックはホームページでダウンロードできるほか、製本されたものも1000部作成されており、同大学に連絡すれば郵送もしてもらえます。長坂教授は「子どもたちだけではなく、技能実習生など外国から来られている大人の方にも見ていただければ」と話しています。 問い合わせ&郵送依頼=和歌山大学・紀伊半島価値共創基幹 TEL.073・457・7127 前の記事 [3]フードチケットに批判も
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