ところがそれに先立つ9日に、市の副市長がコロナワクチンを接種していたことが分かりました。医療従事者向けに配布されたワクチンのキャンセル分を接種したもので、副市長は接種からわずか13日後、5月22日に任期満了で退職しています。 「危機管理の責任者なので接種」 接種後13日で退職 5月26日、市はホームページに「ワクチン接種のキャンセル対応に伴う代替接種公表の遅れについてのお詫び」を発表。医療従事者向けのキャンセル分で、市長と前副市長がワクチンを接種したと発表しました。 ワクチンを接種したのは、前副市長の伊藤明雄さん。市は「お詫び」の中で、危機管理の責任者である市長・副市長が接種したと発表。 しかし伊藤副市長(当時)はすでに任期切れ直前で、あと10日ほどしか任期がないことが分かっていながら、『危機管理の責任者として』市民に優先して接種を受けていたことになります。 市によると前副市長は任期満了を迎えた後、市役所を去られたとのことです。 前副市長の接種から約1か月後の6月3日現在、海南市では65歳以上のワクチン接種率は1回目接種が約41%、2回目接種が約3%となっています。 前の記事 [3]困っている家庭への食料品募集
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