Arikaina 2021/6 海南市が公聴会
応募しても、発言できるかどうかは議員次第
議員の数、増やす?減らす?海南市が公聴会

 海南市議会では、市議会議員の定数の増減について市民に意見を聞くとして、公聴会を開催することを決めました。ただし、応募した人が必ず意見を述べられるとは限らないようです。

立候補すればほぼ当選

 海南市議会は定数20。'18年に、それまでの22から2つ減らされました。しかし立候補者は、前回'18年の選挙では22名・前々回'14年の選挙では23名で、「立候補すればほぼ全員当選」という状態が続いています。得票数も、最下位の候補では380票('18年)、103票('14年)という少なさです。

 海南市の人口は約4万9千人。全国市議会議長会による令和元年度の調査によると、人口5万人未満の市区の議員定数は平均で17・2人となっています。

 こうした中、市議会は今年5月の臨時議会で、議員定数について市民に声を聞く公聴会を開催すると決定。市民の中から、意見を述べる公述人を募集しています。

意見を述べる人は議会が選出

 応募は所定の用紙にある、議員定数を「現状維持」「増員」「削減」のいずれかにマルをしたあと、その理由を書いて提出。ただし市議会の事務局によると、応募者の中から誰を選ぶかは議会で決めるため、応募しても必ず意見を述べられるとは限らないとのことです。

市議会の事務局によると、公聴会当日は議員がほぼ全員出席する見込み。公述人は議員や傍聴人が見つめる中、議会で自らの意見を述べることになります。


※公述人希望の方は下記のサイト、もしくは海南市役所に備え付けの申出書に必要事項を記入の上、市役所内にある議会事務局まで持参、もしくは郵送・メールで申し込んでください。申し込みの締切は6月30日(水)。公述人に選ばれた方には7月に通知されます。

▽申出書のダウンロード=

海南市ホームページ(city.kainan.lg.jp)から、ページ上部の検索窓で「公聴会」で検索→検索結果の「公聴会の実施について/海南市」をクリック→「申込方法」下の「公述人申込書」をクリック

▽問い合わせ&郵送先
〒642ー8501
海南市南赤坂11番地
海南市議会事務局
TEL.073・483・8700

参考=全国市議会議長会「市議会議員定数に関する調査結果(令和元年12月31日現在)」(www.si-gichokai.jp/research/teisu/file/r01_teisuu_2.pdf)
海南市議会議員定数条例(www.city.kainan.lg.jp/section/reiki/reiki_honbun/r219RG00000532.html#joubun-toc-span)
かいなん市議会だよりNo.52(www.city.kainan.lg.jp/material/files/group/4/dayori52.pdf)

次の記事 [4]町中でクマの目撃相次ぐ
前の記事 [3]副市長、任期切れ直前にワクチン接種
←このページのコード
有田・海南のフリーペーパー
Arikaina
2021/6号
[1]このページの一番上へ
[2]記事一覧へ
[0]トップページへ戻る