コロナワクチン 3回目は順調も…小児への接種、低水準にとどまる昨年末からはじまった3回目の接種が順調に進み、接種率も伸びているコロナワクチン。しかし3月からはじまった5歳〜11歳の接種は希望する人が少なく、接種率は非常に低い水準にとどまっているようです。 ※記事の内容は4月6日時点のものです。 3回目接種は昨年12月からはじまり、2〜3月にかけて接種対象となる人も増加して本格的に開始。有田・海南地方でも、すでに3月末〜4月はじめの時点で多くの市・町が60〜70%の接種率に到達。ただ、有田川町はやや低い接種率となっています。今回の取材でも各市・町の担当者からは3回目の接種について「ここまでは順調にきている(湯浅町健康推進課)」など、順調に伸びているという声が多く聞かれました。 県のワクチン接種対策推進チームによると、4月中には対象となる県民のほぼ全員分のワクチンが入荷予定。4月には人口の少ない市町村には十分な数が行き渡り、その後は和歌山市など人口の多い市を中心に配分されるとのことです。 接種率10%以下?進まない小児の接種一方、3月からはじまった5〜11歳の小児向けの接種は、かなり伸び悩んでいるようです。各市・町ともまだ接種率を出していないところが多いものの、接種を希望する人は非常に少ない人数に止まっている模様です。 今回の取材で唯一、小児の接種率を出していた有田市によると「接種率は7%前後です。予約もぱらぱらです(有田市の接種推進室)」とのこと。ほかの市・町でも「予約もかなり少ない(湯浅町健康推進課)」「かなり少なく、1割ちょっと。予約も枠はつくっているが、埋まっていかない状況です(有田川町健康推進課)」などとしていました。 県の資料によると1月1日〜2月14日の間に県内で発生したクラスター102件のうち、学校とこども園・保育園等が31件と、約30%を占めています。また紀美野町や有田市・有田川町では教職員や保育士を対象とした接種枠をもうけていましたが、いずれの市・町も、3月までには希望者への接種を済ませているとのことです。
「4回目接種の準備を」厚労省が周知
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