国は1月、新型コロナを感染症法の2類相当から5類相当に位置付けを変更する方針を発表しました。これにともない、県内で実施されている新型コロナ関連の事業が廃止になる可能性が出てきています。 おととしの末からはじまった、無料のPCR・抗原検査。県内各地の薬局で無料で検査を受けることができます。当初は1か月ほど実施の予定でしたが感染の拡大にともない期限が延長され、1年以上経った現在も継続しています。 事業を担当している県の新型コロナウイルス感染症対策本部によると、第8波が猛威をふるったこの年末も多くの検査希望があったとのこと。2月も平均して1日に200件以上の検査希望があったとのことです。 同本部によると、4月以降継続するかどうかはまだ検討中とのことです。さらに5月に5類になった場合は「(事業を)見直すことになると思います(同本部)」とのことです。「今の形での無料検査はできなくなります。国による新しい検査制度ができたり、県独自で継続することもできますが…(同)」 県では現在、陽性となった方や感染が疑われる症状がある方に向けて抗原検査キットを無料で配布する事業も行っていますが、こちらも5類になった場合は「基本的には行われなくなるのではと考えています(県健康推進課、カッコ内本紙)」とのことです。 参考=首相官邸「新型コロナウイルス感染症の感染症法上の位置づけの変更等に関する対応方針について」(www.kantei.go.jp/jp/singi/novel_coronavirus/th_siryou/kihon_r2_050127.pdf)
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