Arikaina 2024/2 わんぱく公園が1年間休園
「海南市わんぱく公園」が1年間休園へ 2月中に新しい事業者が決定か

 自然の中で楽しむことができ、「自由に遊べるみんなの裏山」というキャッチフレーズでもおなじみの「海南市わんぱく公園」が、4月から1年間休園すると発表しました。公園内に体験学習施設を新たに整備し、来年4月に再開する予定としています。

 海南市の資料によると、同公園は'00年にオープン。約10ヘクタールという広大な敷地には「わんぱくの森」「語らいの森」などが整備されているほか、野外劇場もあり、さまざまな催しが開かれてきました。海南東インターからすぐというアクセスの良さもあり、'16年度には年間約17万人が訪れる人気の公園となっています。

 市では、同公園をふくめた広範囲に「(仮称)中央防災公園」を整備するとしており、わんぱく公園の中にも体験学習施設を建設することになっています。'21 年度に「(仮称)中央防災公園」を運営する事業者の募集が行われ、東京の大手出版・エンターテインメント企業である(株)KADOKAWAが運営することになっていました。

 しかし同社は東京五輪にからむ贈収賄事件で、社内から逮捕者が出る事態に。同社はこれをを受け、'22年に運営を辞退しました。

 このため、市では昨年から今年にかけ、あらためて公園を運営する事業者を募集。市の都市整備課によると、2月中には新しい事業者が決まる見込みとのことです。同課では「(仮称)中央防災公園」全体のオープンは'25年度中を目標としています。

参考=海南市わんぱく公園ホームページ(http://wanpaku.pya.jp/)/海南市「広報かいなん最新号(2月号)」(https://www.city.kainan.lg.jp/shiseijoho/koho/kohokainan/kohonew/5592.html)/(仮称)中央防災公園整備基本計画(平成30年度策定・令和2年度変更)(https://www.city.kainan.lg.jp/material/files/group/23/kihonkeikaku_202006henkou.pdf)/海南市わんぱく公園ホームページ「パンフレット」(http://wanpaku.pya.jp/box/pan2.pdf)/活用事業者の辞退について(https://www.city.kainan.lg.jp/material/files/group/23/jitai.pdf)/海南市「(仮称)中央防災公園等活用事業者について」(https://www.city.kainan.lg.jp/kakubusho/machizukuribu/toshiseibika/CBK/5004.html)/海南市「(仮称)中央防災公園等整備に伴う民設運営事業者公募事業について」(https://web.archive.org/web/20230927085417/https://www.city.kainan.lg.jp/kakubusho/machizukuribu/toshiseibika/CBK/202309.html)


次の記事
ヤングケアラー講座

前の記事
岸本知事「若い人は、隣町の避難訓練にも」


←このページのコード

有田・海南のフリーペーパー
Arikaina
2024/2号