有田川町で発掘された巨大は虫類「ワカヤマソウリュウ」の全身復元骨格標本(以下復元骨格)と生体復元模型(以下復元模型)が完成し、2月に公開されることになりました。復元骨格は全長6メートルにもなる巨大なもので、県立自然博物館もX(旧ツイッター)の公式アカウントで「すごい迫力です!」と投稿しています。
「ワカヤマソウリュウ」は'06年に有田川町で発見されました。県立自然博物館の発掘・調査でほぼ全身の骨が見つかり、'23年には新種であることが発表され「ワカヤマソウリュウ」という愛称が付けられました。県は今年度の予算で「ワカヤマソウリュウ」の復元骨格・復元模型を製作する予算として約2000万円を計上。同博物館によると、このほど両方とも完成したとのことです。 復元骨格は全長6メートルにもなる骨格を等身大で再現したもの。復元模型は実物のおよそ1/5ほどのサイズで、実際に生きていたころの姿を復元したものです。 生きていたころの姿については以前にも県立自然博物館からイメージイラストが公表されていましたが、今回の復元模型では少し違う感じになっているとのこと。製作は模型やフィギュアの世界的メーカー・(株)海洋堂のグループ会社である、(株)奇想天外(高知県)が手がけています。 同博物館によると完成した復元骨格と復元模型は、2月28日(金)から県民文化会館の特設展示室で開催される「復活!!ワカヤマソウリュウ」ではじめてお披露目されるとのこと。その後は県立自然博物館や発見地である有田川町をはじめ、各地で巡回展示する予定になっているとのことです。同博物館によると県外の施設から展示の依頼もあり、この先2年間ほどは巡回展示の予定が入っているとか。ただ今年大阪で開かれる万博では、今のところ展示の予定はないとのことです。
▽「復活!!ワカヤマソウリュウ」 参考=X「和歌山県立自然博物館公式アカウント」(https://x.com/WMNH/status/1885205301047287903)/フィギュアの造形企画製作、販売を行う株式会社海洋堂「海洋堂とは」(https://kaiyodo.co.jp/company/)/Arikaina 2025/2 - 「ワカヤマソウリュウ」の商標を大阪府の人物が出願(https://arikaina.com/_article/202501/wakayama-souryu-1.html)/Arikaina 2024/4 - 有田川町で発見されたワカヤマソウリュウ 全身の復元骨格を作製へ (https://arikaina.com/_article/202404/wakayama-souryu-1.html)/Arikaina 2024/7 - 特別展にロゴに電車の床に…この夏大活躍!ワカヤマソウリュウ[1](https://arikaina.com/_article/202407/wakayama-souryu-1.html)
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