今年が放送100周年になるのを記念し、貴重な古いラジオを展示する企画展が紀美野町で開催されます。同町にある「生石ラジオ館」で収蔵されている40台ものラジオが展示されるほか、古い放送をラジオで鳴らしたり、貴重な交信証などが展示されることになっています。 「生石ラジオ館」は大阪で会社員をしていた北村富郎さんが、定年後に移住した紀美野町ではじめたもの。日頃は収集品の一部を自宅で展示していますが、今回は廃校になった旧志賀野小学校を会場に、40台ものラジオを一挙展示します。 北村さんによると、日本でラジオ放送がはじまったのが1925年の3月22日。企画展は、ちょうど100周年となる3月22日から2日間にかけて開催されます。期間中は1920〜1950年代のラジオを展示し、さらに当時の放送をラジオで聞くコーナーももうけるとのことです。 またラジオ本体だけでなく、アマチュア無線の交信による交信証も展示します。中でも貴重なのはラジオ放送がはじまったのと同じ年、1925年に逓信省岩槻無線局とアメリカのアマチュア無線局とが交信したさいのもの。太平洋を横断したはじめての交信とのことです。
主催=未来de志賀野
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