「若者は夜に自治会の作業を」海南市議会が意見交換会[1]海南市議会が開催している意見交換会で、自治会について「日中の活動は高齢者が担い、夜の活動は若者が担う」といった意見が出されていたことが分かりました。海南市はホームページで自治会への加入を強く呼びかけており、昨年からは市内に引っ越した人に加入を薦めるチラシを配布しています。
市の議会事務局によると、意見交換会では毎回テーマに応じてさまざまな団体から意見を聞いており、今年は観光協会と自治会が選ばれたとのことです。意見は直接市の政策となるわけではないものの、議員が市議会で取り上げたり、内容によっては市の担当課につなぐこともあるとのことです。 海南市議会が発行している「市議会だより かいなん」によると、自治会との意見交換会が開かれたのは3月18日。意見交換会では自治会離れが大きな問題であるとし、委員から「自治会の状況や良い事例について情報交換したい」という問いかけがありました。これに対し参加者から、「例えば、自治会の役員を高齢者と若者の2人一組でやってもらい、日中の活動は高齢者が担い、夜の会議やパソコン作業は若者が担うなどの工夫が考えられるのでは(市議会だより かいなん 81号より)」という意見が出たとのことです。 意見交換会ではほかにも「自治会長をフォローする人をもう1人作る」「誰かが役員を担って自治会を運営していることを、各自治会員に理解してほしい」など、自治会活動の大変さがしのばれる意見が出されていました。 (1) (2)
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