Arikaina 2025/7 自殺した和歌山市職員の遺族が市を提訴[3]
面会は拒否、第三者委員会の設置も拒否

「全責任は尾花市長に」自殺した和歌山市職員の遺族が市を提訴[3]


遺族は市長との面会を申し込むも…
尾花市長、弁護士同席の面会を拒否

 良浩さんの死後、遺族は尾花市長との面会を希望していますが、6月はじめ現在、いまだに実現していません。尾花市長は昨年10月22日の記者会見で、遺族との面会について聞かれ「お母さんから面会したいというお話がありました」と、面会の希望があったことを認めた上で「面会させていただくのならやっぱり一対一がいいんじゃないですかとお願いしました」と続けました。

 遺族や支援する会によると、尾花市長に対し、弁護士が同席した上での面会を希望していたとのことです。しかし市長は「周りにいろんな人がいるよりは一対一がいいんじゃないかなと」「理由はよくわからないんですけども最終的に断られました」などと話しています。

 尾花市長は同じ会見の中で、「公益通報の関係と自死されたというところは、また違った観点があるんじゃないかなと思っています」と、公益通報と自殺が関係ないかもしれない、といったことを示唆する様な発言もしています。

支援する会「第三者委員会の設置を」
市長「これ以上の調査を行っても」

6月12日、和歌山市の弁護士会館で開かれた記者会見

 「支援する会」では良浩さんの自殺の真相解明を求め、市に第三者委員会の設置を求めて署名活動を行っています。6月17日、市議会本会議で森下佐知子議員が、「第三者委員会を立ち上げるべきではないんでしょうか」と質問しました。

 これに対し尾花市長は「できるかぎりの調査が行われており、本市においてこれ以上の調査を行っても、新たな事実に至るのは難しいと考えています」などと答弁。森下議員は再度、「真相解明にとり組むべきだと考えますが」と質しましたが、尾花市長は「本市の調査や、地方災害補償基金による調査が行われており、本市においてこれ以上の調査を行っても、新たな事実に至るのは難しいと考えています」と、まったく同じ答弁を繰り返していました。

 前述の市の審査会による意見書では、「地方公務員災害補償基金和歌山県支部による調査も行われましたが、死因につながる要因などは確認できておりません」と記されています。

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