住民アンケート1位は「スーパーやショッピングセンター」 広川町の日東紡跡地[2]
耐久中学校・南広小学校の老朽化問題
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| 耐久中学校(昨年12月撮影) |
日東紡跡地は海に近いため、西岡前町長は'20年3月の町議会で「海抜10m程度かさ上げして、耐久中学校を移転したい」と発言していました。
しかし樫原現町長は、今年6月議会で「津波の浸水地域ではあるが、大規模なかさ上げは今のところ考えていない」と発言しています。町の企画政策課によると、これは町長の考えとのことです。
広川町の津波ハザードマップによると、南海トラフ巨大地震(M9・1)の想定で、日東紡跡地付近は津波の浸水深(しんすいしん=地面から測った津波の高さ)は5〜10mとなっています。ハザードマップでは津波の浸水深を6段階で色分けしていますが、5〜10mはもっとも深い(危険度が高い)色となっています。
同町の「稲むらの火の館」が令和3年に発行した「やかただより 第125号」によると、1946(昭和21)年の昭和南海地震のさいには、町内では津波により22名の犠牲者が出ており、そのうち2名が耐久中学校、18名が日東紡工場の関係者としています。
江戸時代、貴重な稲むら(稲の束)に火を付け、津波から逃げる人々を誘導した故事「稲むらの火」で知られる広川町。津波のリスクがある場所で大規模なかさ上げをしなくてもよいのかどうか、樫原町長には説明が求められる可能性がありそうです。
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参考=広川町「旧日東紡績工場跡地の活用についてのアンケートの実施について」(https://www.town.hirogawa.wakayama.jp/soumu/2025-0611-1136-18.html)/広川町議会だより 第51号(令和7年8月発行)(https://www.town.hirogawa.wakayama.jp/gikai/pdf/gikaidayori_51.pdf)/広川町「広川町歴史的風致維持向上計画」(https://www.town.hirogawa.wakayama.jp/kyouiku/rekishibunka/pdf/rekisitekihuutiijikoujoukeikaku_R5.3.pdf)/Arikaina 2025/3 広川町の大事業 役場・耐久中・町民会館の移転が白紙に[1](https://www.arikaina.com/_article/202503/hirogawa-transfer-1.html)/Arikaina 2024/12 "令和の広村堤防"を植樹で 耐久中学校の運動場に「鎮守の森」(https://arikaina.com/_article/202412/disaster-forest-1.html)/広川町議会だより No.34 令和3年5月発行(https://www.town.hirogawa.wakayama.jp/gikai/pdf/gikaidayori_34.pdf)/広川町「津波ハザードマップ」(https://www.town.hirogawa.wakayama.jp/bousai/h_map/tsunami/)/コトバンク「浸水深(シンスイシン)とは? 意味や使い方」(https://kotobank.jp/word/%E6%B5%B8%E6%B0%B4%E6%B7%B1-683878#goog_rewarded)/浸水深(しんすいしん)(https://www.nilim.go.jp/lab/rcg/newhp/yougo/words/043/html/043_main.html)/気象庁「1 津波の基本知識」(https://www.data.jma.go.jp/ishigaki/bosai/tmanual/pdf/m5.pdf)/稲むらの火の館 やかただより 第125号 令和3年3月号(https://www.town.hirogawa.wakayama.jp/inamuranohi/tayori/pdf/R0303.pdf)/稲むらの火の館「資料室 【稲むらの火】」(https://www.town.hirogawa.wakayama.jp/inamuranohi/siryo_inamura.html)
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