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Arikaina 2025/12 明恵峡温泉、PFIまだ未契約
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プロポーザルの審査が終わってから、何か問題が?
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PFI方式に移行する「かなや明恵峡温泉」 優先交渉権者が決定も…交渉まとまらず?
「PFI(プライベート・ファイナンス・イニシアチブ)方式」により、民間による運営への移行が進められている、有田川町の「かなや明恵峡温泉」。2月に町による審査が行われ、3月に優先交渉権者が決定しましたが、12月になっても、まだ町と業者の間で契約がまとまっていないことが分かりました。同温泉はオープンから20年以上が経過。赤字が続いているほか施設の老朽化が問題になっており、10月にも「設備トラブル」により9日間休業しています。 ※記事の内容は12月6日時点のものです。
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かなや明恵峡温泉(昨年10月撮影)
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かなや明恵峡温泉は'02年開業の町営温泉。'22年も年間8万人が訪れている人気の施設ですが、運営は赤字が続いています。町は昨年11月、温泉をPFI方式で民営化するため事業者募集要項を公表し、運営事業者を募集。審査の末、今年3月に三重県の「株式会社 Kii company(旧社名『旅する温泉道場』)」を優先交渉権者に選定しました。町の発表によると、応募は1者だったとのことです。
なお同社は事業者募集に先立ち、'23年4月に町と包括連携協定を締結しています。当時の町広報では「『かなや明恵峡温泉』のリニューアルをはじめ、観光誘客とまちのブランディングに取り組んでいきます」と記載されており、以前から同温泉に関わっていた事業者のようです。
施設の改修も実施されず
10月には「設備トラブル」で一時休業
町が事業者募集にあたって公表した要項では、今年6月頃には実施契約を締結し、7月頃には施設の改修を実施するとしていました。
しかし町商工観光課によると、12月になってもまだ契約には至っておらず、そのため施設の改修も行われていないとのことです。同課では「契約に向けて両者で協議している」と話しています。
同温泉では10月、「設備トラブル」により10月18日〜26日まで臨時休業となる事態が発生しました。「設備トラブル」の内容については、同課では本紙の取材に「細かいところまでは公表していない」と話しています。前述の要項では、施設の改修工事終了後に運営権を設定する予定となっています。
施設の老朽化や赤字続きで民営化が決まり、事業者の審査も終わっている「かなや明恵峡温泉」。しかし外部からは理由はよく分からないまま民営化は進展せず、改修も行われない状態が続いています。
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Arikaina 2024/11 - 赤字が続く「かなや明恵峡温泉」 有田川町、運営をPFI方式に移行へ[1]
参考=有田川町「かなや明恵峡温泉_大規模改修及び民営化事業(優先交渉権者決定)」(https://www.town.aridagawa.lg.jp/top/kakuka/kanaya/9/3/minkankatsuryoku/ppp_pfi/8908.html)/Arikaina 2024/11 赤字が続く「かなや明恵峡温泉」 有田川町、運営をPFI方式に移行へ[1](https://arikaina.com/_article/202411/myoe-hotspring-1.html)/株式会社ONDOホールディングスのプレスリリース「旅する温泉道場はKii companyへ。社名ならびにコーポレートロゴを変更いたします」(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001002.000034897.html)/有田川町「広報ありだがわ 2023/5」(https://www.town.aridagawa.lg.jp/material/files/group/11/2023-5-all.pdf)/Facebook「有田川町役場」10月24日【営業再開のお知らせ】(https://www.facebook.com/AridagawaTown/posts/pfbid023fE5q5a4Ty59UrdCxJjXpx966fFJhoRfX7WdfUjSgU6rQEiYMV6HiKdAY3MzVDzJl)
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