Arikaina 2026/1 鷹島・名南の売却、周知遅れの指摘[4]
外国の超富裕層が対象か

超高級ホテルの一端があきらかに 鷹島・名南風鼻の売却、周知の遅れを指摘する声も[4]


歴史は繰り返す?
60年前と同じ「売却益の使い道」

 12月24日の議会で、樫原町長は売却益の用途について問われ、老朽化している耐久中学校の建て替え費用にあてることを示唆しました。

 鷹島と名南風鼻は1964(昭和39)年にも一度、当時の町によって売却されています。当時の売却益もまた「耐久中学校の建設資金」にあてられていました。その後、保存運動などを経て2002(平成14)年に町が買い戻した経緯があります。当時の石原町長は、議会で昭和39年の売却を「大変残念なことであった」と振り返り、買い戻したことについて「先祖の守ってきたものを守れたという、大変な感慨がある」と発言しています。

 今回売却が実行されれば、60年前と全く同じ土地が売却され、ふたたび同じ目的のために売却益が使われることになります。

住民への説明会、ほとんどこれから

 12月24日の議会では、12月18日に町が西広区の役員に事業について説明したこともあきらかにされました。本紙で町に聞いたところ、1月以降、他の地区でも説明会を予定しているとのことです。ただ、強羅花壇は説明会には出席しない見通しとのことです。

 かつて石原元町長が「大変残念なことであった」と振り返った、鷹島と名南風鼻の売却。60年後の今、ふたたび同じ土地が町によって売却されようとしており、奇しくも売却益も同じ目的に使われようとしています。周知や説明の遅れが指摘される中、将来、ふたたび「大変残念なことであった」とならないのか。今一度しっかり周知して意見をつのり、議論する時間が必要なのではないでしょうか。

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