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Arikainaメールマガジン 2020/2号(2020/2/10発行)


Arikainaメールマガジン 2020/2号


皆様こんにちは、Arikaina発行人です。
今月は以下のような記事を掲載しています。

※本紙ホームページから全ての記事をご覧いただけます。
Arikainaホームページ
https://arikaina.com


▼マスク不足、デマや詐欺に注意…「新型コロナウイルス」大騒動
https://arikaina.com/_article/202002/corona-1.html

▼古い駐在所を地域の拠点にリニューアル 「宮原さん家(ち)」まもなくオープン
https://arikaina.com/_article/202002/miyahara-1.html

▼「カジノ幻想」著者 静岡大学の鳥畑教授が講演会
https://arikaina.com/_article/202002/casino-1.html

▼落語で聞く!こころの病気とのつきあい方
https://arikaina.com/_article/202002/ippai-1.html


メルマガ読者の皆さんこんにちは、Arikaina発行人です。
今月は、コロナウイルスの騒動について大きくとり上げました。

かつてのSARSや新型インフルと比べても感染力はかなり高いようですし、怖いのは病気そのものもさることながら、近くで感染者が出ることによる影響です。奈良では一人感染者が出ただけで、観光客が減ったと報道されています。

もし今後国内で感染者が出れば、外出する人が減るだけで、観光はもちろん外食やレジャー産業にも大きな打撃です。短期で沈静化すればいいですが、不幸にも長期化した場合や、日本で流行した場合にどうなる&どうするのかといった点について、生活防衛といった視点で考えておかないといけないのではと思います。

で、その第一歩として記事にしようと考えたのがマスクです。ただでさえインフルエンザの季節なのに、心ない人たちによる買占めや転売が起きているため、どこにいっても品切れになっています。

WHOも「コロナウイルスはマスクでは防げない」みたいに言っているみたいですが、そうは言っても中国の映像見ますとみんなマスクしています。日本国内でもただでさえ外出が減ることが予想されるのに、マスクがなければ、余計その傾向に拍車をかけることになるのではないでしょうか。

で、ないなら作ろう!という発想は当然出てくるわけで、ネットでみますとハンドメイドが得意な方が手作りマスクの作り方を公開したり、実際に作ってみたという動画をアップしたりされています。掲載した「ことろ」さんは急な取材にもかかわらず迅速にご対応いただき、完成品の写真の使用も心よく許可していただきました。防護力という点では市販マスクほどではないかもしれませんが、ウイルスといわずとも、花粉症対策としては十分有効ではないかと思います。

何より、消費者庁も先日の会見で「ぜんそくだがマスクが買えない、といった苦情が寄せられている」と言っていたそうですが、呼吸器系の病気の方は非常に不安を抱えてらっしゃるのではないかと思います。子供や、お年寄りにも多い病気のはずです。

それでも経済的に余裕のある方はまだしも、これだけ転売が横行していては、経済的に余裕のない方は手作りマスク、もしくは病気があってもマスクなしで過ごす方も出てきかねないのではないでしょうか。

消費者庁も同じ会見で、転売について自制を求めるよう業者に要請したと報道されています。しかしこれもいろんなところが報道していますが、その後も相変わらず高額での転売が続いています。そもそもそんな要請でやめるような良心をお持ちの方であれば、最初から転売などに手を染めていないのではないかとも思いますが…

しかしこれまたこれを書いています9日、台湾のFoxconn社が1日200万枚のペースでマスクを増産すると発表しました。少なくとも台湾国内では、かなり需要をまかなえるようになるのではないでしょうか。同社では海外にも出すと仰っているようですが、なんせ今流行っているのは人口大国・中国。1日200万枚とはいえ、はたしてどれだけ需要をまかなえるでしょうか…

ちなみにFoxconn社はパソコンのパーツで有名なメーカーで、私もサブマシンで使っています。今度パソコンを新調する時は、Foxconn社のパーツを優先して選ぼうと思います(笑)。

もうひとつ記事にしました、医師への無料相談もいい試みだと思います。もし国内でもっと感染者が出た場合、発熱や咳が出るだけで不安にかられる人も多いはずです。ネット越しとはいえ、医師に無料で相談できる手段があるというのはありがたいことだと思います。

この騒動、なってほしくはありませんが、長期化や深刻化する可能性も十分あります。しかし、便乗してひともうけを企む人がいる一方で、とにかく何とかしなければということで、立ち向かう姿勢をみせている人や会社もたくさん出てきています。仮に事態がより悪化したとしても、多くの人がそういう姿勢を持つことが大事なのではないでしょうか。



宮原さん家(ち)の方は、ここ最近国が進めている過疎地域対策事業のひとつです。はじめて取材にうかがったのですが、外目には古びた駐在所が、非常にオシャレな空間に生まれかわっていてビックリしました(笑)

正直それほど広くはないですが、取材時にはその中にほぼいっぱいになるほど地域の人たちが集まり、みなさんで「どう使うか」を話しあいながら、進めておられるのもいいなと思いました。

有田や海南でも、こういう過疎地域対策事業で交付金をもらってやっているところがいくつかありますが、中にはちょっと「?」と思うものも正直あります。

そもそも何をもって「過疎地域対策」とするのかというのも人によってまちまちとは思いますが、一旦交付金が降りれば、かなりの金額が使えるようになります。本来はこの宮原のように、地域の人たちみんなでどう進めていくかを話しあいながら進めていくのが当然だと思います。

このメルマガでも何度か書いたと思いますが、昔ながらの「区」や「班」といった枠組みは、最近ではなかなかうまく機能しなくなってきているように感じます。

何かを義務づけたり負担の押しつけあいのようなことをするのではなく、次のイベントをどうするかとか、いつなら時間が空いてるからあそこに集まろらとか、もうちょっと広い範囲でそういうつながりを作っていく方が建設的なのではないでしょうか。問題やトラブルが起こった際にも、そういうつながりがあった方が役に立つのでは、と思います。



さて、今月はこれくらいにしておきたいと思います。1月は新年早々イランとアメリカの一触即発状態があり、2月はコロナウイルス。どうも今年は、よくない意味で大きなことが続いています。

コロナウイルスも大きな話題になったのが締切近くで、正直どうしようかと思うところもあったのですが、うちの母(80前)がついこの前テレビみながら「あれー、なんぞエラいことなっとんかえー」とか言ってんのみて、やっぱりやっとこうと思いました(笑)。緊急企画でいろいろ間に合わないとこもありましたが、状況によってはまた来月もとり上げようと思っています。沈静化、もしくはその方向に向かってくれていればいいですが…

しばらくはこの話題一色になりそうな気がしますが、例年通りインフルエンザも花粉症も心配です。私も花粉症なのですが、今年はことろさんのサイト見ながら手作りマスクで過ごそうと思っている発行人でした。それではまた来月〜

有田・海南のフリーペーパー Arikaina
発行 内河将史
http://arikaina.com
arikaina@gmail.com
〒649-0111 和歌山県海南市下津町方187-10
tel.090-5976-3963

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