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Arikainaメールマガジン 2020/7号(2020/7/10発行)


Arikainaメールマガジン 2020/7号


皆様こんにちは、Arikaina発行人です。
今月は以下のような記事を掲載しています。

※本紙ホームページから全ての記事をご覧いただけます。
Arikainaホームページ
https://arikaina.com


▼がんばってます!地域のお店からのメッセージ&PR
https://arikaina.com/_article/202007/ganbatte-1.html

▼白馬の大型風力発電所 説明会開催されるも、不安の声相次ぐ
https://arikaina.com/_article/202007/windmill-1.html

▼地方自治体で夏のボーナス支給
https://arikaina.com/_article/202007/bonus-1.html

▼クラスターを発生させないために 和歌山ろうさい病院 訪問研修
https://arikaina.com/_article/202007/cluster-1.html


メルマガ読者の皆さんこんにちは、Arikaina発行人です。
今月は先月号で告知した通り、地域のお店のさまざまな声(とPR)をあつめました。

正直なところ思ったほど応募がなく(汗)、結局、私の方からいろんな方にメッセージ送っていただけるようお願いしていたのですが(汗汗)、ただとても喜んでいただけていた方もいらしたので、まあやってよかったかなとは思っています。分かってはいたものの実際にお話うかがっているうちに、あらためて事態の大変さも感じました。

「まあ、ヒマでして」「どうしようも無いですわ、これ」「戻ってきたけど…(前の)4割くらい?」

6月に入って徐々に日常が戻ってきているとはいえ、まだまだこういう感じの声をよく聞きました。前にもこのメルマガで書いたと思いますが、非常事態宣言があと1か月続いていればかなりのお店がピンチ、というかはっきり言ってバタバタ潰れるような事態になっていたのではないかと思います(メッセージの取材で何人かの経営者に方にこれを聞きましたが、同意される方が多かったです)。

もし年内にももう一度非常事態宣言が出た場合、どうなるのか。さきの東京都知事選では、「次の非常事態宣言では補償はない」と訴えていた候補者の方もいましたが、たしかに休業補償が無かったり、少なくなったりということは十分考えられるかと思います。

東京ですら今までの貯金(基金)が尽きてきているということですから、和歌山のような田舎の自治体などなおさらです(加えて仁坂知事は休業補償について「ケチ」呼ばわりし、そんなものは出さないとまで言い切っています)。

そうなると、おそらく多くのお店が休業要請に従わなくなるのではないでしょうか。休業要請が出ていれば外出自粛も呼びかけられているはずですが、お店がそういう雰囲気になると、外出自粛も従わない人が多くなるかもしれません。

そうなると少しずつモラルハザード、つまり別に言うことをきかなくっていいんだ・協力なんかしなくていいんだ的な雰囲気が醸成されていきます。2月以降、私も感染症についていろんなところでさんざん見聞きしてきましたが、これは非常に危ない状態です。

ことここにいたっては、この状態が長引く・もしくは悪化するという前提をもとに、お店やサービス自体の業態から考えていかないといけないのかもしれません。今のうちにそれにとりかかっておかないと「次」に大変なことになるのではないか、というのを今回の企画を通して感じました。

うちみたいなフリーペーパーも、もちろんひと事ではありせん。いろいろ話を聞いて回って、こういう事態だからこそPRしたい/しなければという要望もかなりあるのだな、というのも同時に感じました。



風力発電所の説明会については、正直なところ「またか」というような感じです。記事にしましたような、はっきり言ってあつまった人に失礼ではないかというような物言い、これは過去のほかの風力発電所の説明会でも繰り返されてきたことです。

記事にはスペースの都合で載せられなかったのですが、環境アセスメントの配慮書も、今どきインターネットエクスプローラー(IE)でないと見ることができません。これについても説明会で意見、と言いますか抗議が出ていました。

調べてみましたが、今IEのブラウザシェアは10%ほどしかありません。ほとんどの人は、普段使っているブラウザでは配慮書を見られないということです。スマホも全滅です。今やどこのサイトでも、半分かそれ以上はスマホからのアクセスのはずです。

事業者側はホームページで「セキュリティ設定の都合上」と説明しています。これはつまり「IEでなければできないセキュリティ上の都合」がある、ということであろうと思われます。

ですが、IEはすでに開発も終了しています。今現在広く使われ活発に開発されているウェブブラウザより、すでに開発が終了したブラウザの方がセキュアであるはずがありません。そもそも、開発終了したウェブブラウザなど使うべきではありません。主に、セキュリティ上の懸念によって。

配慮書は、大型の風力発電所を作る際に公開するよう国が求めているものです。にも関わらずすでに開発が終了しているブラウザのみに閲覧を限定し、それをセキュリティ上の理由などとのたまうのでは、「できるだけ閲覧する人を少なくしたい」という意図を感じざるを得ません。

配慮書は町内の図書館や庁舎にも本の状態で置かれていますが、いかんせんこのご時世です。紙よりオンラインで読みたいという要望は多いでしょうし、まさにその要望に「配慮」することが必要なのではないでしょうか。しかも、何百ページとある図書です。

過去の風力発電事業者も、同様の図書をダウンロード不可にしたり、一定期間が過ぎると閲覧できなくしたりしていました。しかしこれでは、あとから事業者がどのように計画・主張していたのかを確認しづらくなります。当然と言いますかこういう対応には批判の声が多く、結局、常時ホームページでダウンロード・閲覧できるようにした事業者もありました。

折りしも先日著作権法が改正され、身の危険があるような事情がある場合はダウンロード違法化の対象外になりました。少なくとも風力発電所の地元の人たちはダウンロードして手元に置いておくことができ、事業者がどのように説明・主張していたのかいつでも確認できるようでなければ“フェア”とは言えないのではないでしょうか。



というわけで、今月はこれくらいにしておきます。今月はひさしぶりに、カピバラさんとか、お出かけ系の情報もちょこちょこと載せていきました。3月以降は紙面のつくり方もだいぶ変わっていましたが、今ぐらいの状態が続けば、来月からはだんだん元の感じに戻していこうかなと思っています。

とはいえ新型コロナが撲滅されたわけでも何でもなく、これからもいろんなところで影響は続くはずです。繰り返しになりますが、少し落ち着いている今のうちに何をしておくか?が、ここしばらく重要になってくるのではないでしょうか。

とは言え、じゃあわが身をふりかえって何をすればいいのか?と考えると、どうにも考え込んでしまう発行人でした(汗 それではまた来月〜
※次号は8/10(月)発行予定です。

有田・海南のフリーペーパー Arikaina
発行 内河将史
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〒649-0111 和歌山県海南市下津町方187-10
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