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Arikainaメールマガジン 2020/11号(2020/11/10発行)


Arikainaメールマガジン 2020/11号


皆様こんにちは、Arikaina発行人です。
今月は以下のような記事を掲載しています。

※本紙ホームページから全ての記事をご覧いただけます。
Arikainaホームページ
https://arikaina.com


▼がんなっても、長生きする人多なったわな
https://arikaina.com/_article/202011/cancer-1.html

▼「密なんな」言われてんねやけど
https://arikaina.com/_article/202011/nisaka-1.html

▼かまぼこいうたらココ、て人も多いんちゃう
https://arikaina.com/_article/202011/kamaboko-1.html

▼おうちでも、もうちょっと勉強しよらえ
https://arikaina.com/_article/202011/corona-question-1.html

メルマガ読者の皆さんこんにちは、Arikaina発行人です。
和歌山では相変わず感染者はぼちぼちな感じですが、欧米ではすさまじい勢いで増えています。冬になれば、つまり寒くなって乾燥すればまたはやる、というのは、本紙3月号でお話を聞いた小山医師のおっしゃっていた通りです。

日本ではまだそんなでもないですが、今年結構あつくないでしょうか?これ書いてます私の自室は、もう11月というのに20℃を上回っていることが多くなっています。当然、まだ暖房も出していません。おふとんに湯たんぽ入れるくらいです。

調べてみますと、今日(11/9)のベルリンは最高気温8℃、ロンドンは16℃、パリ・ロサンゼルスは17℃。和歌山・東京は16℃となっており、欧米とあんま変わらないくらいになっているのですが、これから寒くなってくるともっと注意が必要になるのかもしれません。



今月は、2つのインタビューを大きくとり上げました。ひとつめは日赤病院院長の平岡さんです。最初はがんセンター新設のことについてとり上げたいということで問い合わせたのですが、院長先生みずからが取材に応じていただけるとのことになり、日赤病院でお話うかがいました。

記事でもふれていますが、和歌山県は全国的にもがん死亡率が非常に高い地域になっています。10年くらい前のデータですが、人口10万人あたりの心筋梗塞・狭心症の患者数や、糖尿病性腎症の患者数も全国上位です。

同時に血圧(140以上)や中性脂肪、LDLコレステロールの高値割合も全国上位。一方で野菜の接種量はワーストクラスに少なく、食塩の接種量はワーストクラスに多くなっています(*1)。まあ、なにか見えてくるものはあります(苦笑)。

「生活習慣病」とはよく言ったものですが、がんも通院がメインになっていることを考えますと、家庭や職場・学校でどう過ごすかといった、普段の生活でのケアが大切になってくるのではないでしょうか。今度のがんセンターも、そういう傾向に沿ったものに思えます。

ちょっとイジワルかなと思いましたが、インタビューの際、「通院がメインになるということは、それだけ家庭や職場・学校での負担が増えるということでしょうか?」と聞いてみました。平岡さんは「あーなるほど。そうか…」とおっしゃっていましたが、これからはがんも、病院ではなく、市中の生活の中でのケアが大切になってくるということだと思います。

その意味ではがんになった後もなる前も、日頃の生活の中でいかにリスクを減らすか、が重要になってくると思います。「生活習慣病」ですから当然といえば当然ですが、入院をあまりしなくなる分、その重要性の比重がより高くなってくるのではないでしょうか。

考えてみれば日頃の食事なんかも昔に比べればどんどん便利になり、外食やコンビニ弁当でも十分間にあいます。でもそれは同時に、塩分の接種は高くなることを意味します。便利になることと健康になることとがイコールになれば理想的ですが、残念ながら話はそう上手くありません。

医療が進歩してがんにかかっても治ることも多くなりましたが、それによりがんになっても入院しないことが多くなるならば、日頃の生活のにおける「自分できちんとしないといけない部分」、いってみれば自己責任による割合はむしろ増えてくるのではないか。取材して、そういうことも感じました。そこのサポートもふくめて、今度のがんセンターでやっていこうということなのだと思います。

平岡さんは、おそらくがん方面では全国的にもかなりスゴい方だと思うのですが、非常にざっくばらんにお話していただける方で、限られた時間ではありましたが、記事にできないようなお話もいろいろありました(笑)少しだけこの場で書かせていただきますと、大病院では先端医療だけしたらあとは近くの病院行ってくださいみたいな、そういうとこもあると。そうではなく、ずっとその患者さんをみられる体制をつくりたいとおっしゃていました。実際にそういう風になれば、患者さんだけでなく、医師の側にとっても有意義なことなんだろうと思います。
(*1)厚労省「疾病と食事、地域の関係をみる」 https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000637195.pdf



もうひとつのインタビューは、和歌浦の和歌濵かまぼこの奥村さんです。海南や紀美野あたりでも、昔から和歌浦のかまぼこになじみのある方は多いのではないでしょうか。

商品を見せていただいて思ったのは、とにかく「でかい」ということです。普段ちっちゃなかまぼこを見慣れているせいもあるかもしれませんが、中にタマゴの入った「ばくだん」の型なんか、スーパーでよく見かけるやつの4倍くらいあるんじゃないかというような大きさです(笑)

もちろん、個人のかまぼこ屋がどんどんなくなっていったのにはそれなりに理由もあったと思いますが、とにかく地域で「和歌浦のかまぼこ」というブランドがあったのはたしかであり、1軒でもそれを後世に残そうと再スタートするのは、地域にとっても意義の大きいことだと思います。奥村さんの背中を押したという地元の漁師さんたちも、きっとそういうお気持ちもあったのではないでしょうか。

紙面には入れていないのですが、奥村さんによると昔はあれだけのかまぼこ屋がありながら、お店同士のヨコのつながりはそんなになかったそうです。てっきり昔の中華そば屋台みたいに、味の切磋琢磨があるものと勝手に想像してました(その中から、今「和歌山ラーメン」として知られている豚骨醤油味が生まれたように)。

いったんは全部なくなったわけですので、ここから新しい「和歌浦かまぼこ」の出発点となるのかもしれません。すでにじゃんじゃん注文も入ってきているそうなので、これからどうなるのか見物です。

個人的にはお店(まだできてないですが)の取材というのもコロナ以降久しぶりで、ちょっと新鮮でした。



休校中の生活調査は大変興味深かったのですが、さすがにちょっと勉強時間が少なすぎじゃないでしょうか(苦笑)

私もゲーム好きなので、学校休み!ゲームできる!という気持ちはよく分かります。しかしいくら低学年も含まれているとはいえ、学校が1日中休みなのに、半数以上が1日に2時間以下しか勉強していないというのはあまりにも少なすぎです。学校であれば、4〜5限はやっているはずなのですから。

まあ、私ももし自分が小学生の時にこうなっていたらそれだけ勉強していたかと言われると、はなはだ自信はありませんが(苦笑)今後またああいう事態にならないともかぎらないわけですから、自宅での時間の管理をどうするのかというのも、家庭、および学校にとって大きな課題だと思います。逆にできるようになれば、子どもたちにとっても大きな財産になるはずです。



というわけで、今月はこのくらいにしておきたいと思います。あと仁坂知事のやつは…まあ、「密」も含め、世間の人々にそういうことを呼びかけるお立場なのですから、人一倍ああいうことには気をつけるべきでは、とは思います。人の人との間なんか、「できれば2m」と呼びかけてるわけですから、当然のように2m、なんなら範を示す意味で3mぐらい離しといてもいいのではないでしょうか(笑)

だいたい政治資金パーティとか、それこそオンラインでやればいいのではないでしょうか。チケットを購入した人が、ZOOMなりで参加できるようにすれば十分なように思います。民間にはテレワークを推奨してるわけですから、よもや「機器が使えない人もいる」だの「代替できない部分もある」だのといった言いわけをなさることも、ない、ハズです。

こういうすぐ思いつくようなのでなくても、世間ではコロナ禍が長引くことをふまえ、あるいは覚悟して、いろんな工夫がどんどん出てきています。ここんとこ毎号のように書いてますが、来年以降、そういうとり組みが世の中をひっぱっていくようになるのではないでしょうか。

北海道ではだんだん緊張が高まってきていますが、日本でも、これからまた厳しい状況にならないとはかぎりません。今これを書いている時も室温23℃くらいですが、これが15℃とか、それぐらいになってきた時がちょっと心配かな、と思っている発行人でした。ではまた来月〜
※次号は12月10日(木)発行です。

有田・海南のフリーペーパー Arikaina
発行 内河将史
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〒649-0111 和歌山県海南市下津町方187-10
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